活動を知る

第16回 セント・ルカセミナー

「不妊と向き合うために必要な力~Fineピア・カウンセラーの活動から~」

Fine Bloomや電話相談などのピア・カウンセラーの活動から、不妊当事者がどのようなサポートを求めているのかについてお話しいたしました。

主催:セント・ルカ産婦人科(大分県大分市) 

開催日:2009年6月7日(日)

担当者の感想

ruka3.gif

セント・ルカセミナーは、セント・ルカ産婦人科の開院記念行事としての医療従事者向けのセミナーで、毎回、生殖医療に関して著名な先生方が講演をなさるそうです。
今回は、ピア・カウンセラーの立場から医療従事者の皆さんへ向けての講演の依頼をいただきました。
2回目の参加になりますが、毎回、とてもすばらしい内容で、私自身もたくさん勉強させていただいています(素人では難しすぎて理解できないことも多いのですが・・・)。
参加されている医療従事者の皆さんの質問などから、日頃、熱心に研究や治療に取り組んでいらっしゃることを感じました。
セント・ルカ産婦人科の宇津宮先生をはじめ、参加者の皆さんが不妊当事者のことを真剣に考えてくださっているのだと思います。このようなセミナーで、ピア・カウンセラーとしてお話させていただけることをたいへんうれしく思います。
また、セミナー開催にあたってのセント・ルカ産婦人科のスタッフの方たちの、行き届いた配慮と無駄のない連携プレイを拝見して、普段の業務もこのような雰囲気なのだろうなと感じました。
(担当:辻 英美/Fineピア・カウンセラー)

今回の講義内容についてご意見、ご感想(抜粋)
・ カウンセリングを受けられる患者さまがどんなカウンセリングを受けたいか、どんな情報が欲しいのか考えることの大切さを学ぶことができました。
・ 不妊患者の本音が聞けた。
・ 活動から得られたデータを中心に解析をして研究成果を発表してほしかった。患者集団としてのアピールをもう少ししてほしい(むずかしいテーマだと思いますが・・・)。
・ ピアの力はすごいと改めて感じました。当事者ではないとわからないこと、思いつかないことがたくさんあると思うので、これからも活動的にいろいろなことに活躍されることを願っています。
・ 医療側として患者さまの気持ちを考えて接してきましたが、本当の気持ちを知ることはとても難しく、今回の講演で少しは近づくことができるかなと思いました。
・ 今回は、医療関係者向けだったので、内容がよくわかりました。
・ 九州での電話相談利用が少なかったので、九州でもっと広がって欲しいと感じました。
・ 活動の幅を広げ、特に治療未満の方の相談も増えているとのこと、とてもすばらしいと思います。
・ 「子どもがいない生活も思っていた程悪くない」という言葉が印象的でした。

今回の講義を受けて、あなたの中で何か変化はありましたか?(抜粋)
・ 事実は伝えねばなりませんが、患者さまとお話する機会がある以上、十分にお話を聞くことも大切だと考え直しました。
・ 私はカウンセラーではないけれども、(不妊で)悩んでいる人と接するときには、どうしたらいいのか、について、ヒントのようなものを得られた気がします。Fineも紹介できたらと思いました。
・ 今まで患者さまのわがままかなと思っていたこともあったのですが、今回のお話を聞いて、患者さまの心情がとても複雑なものだと知りました。ケアの部分で参考にさせていただきたいと思います。

もし、次回、このような講義があるとしたら、どのようなものを望みますか?(抜粋)
・ 活動の中での具体的事例をあげた話が聴きたいと思いました。
・ 色々な企画が有りますが、各地方の方々(患者さん)も参加できる様な状況をもっと作って欲しい。
・ 医療側にどのようなことを求めているかなど、もっと聞いてみたい。
・ 不妊は若いうちに治療すれば治り易いので、「性教育」「市民講座」など計画され、啓蒙活動を行なうのもFineの活動の範囲に入れられたらよい。

参加者へのアンケート(今回の講義内容についての5段階評価)

ruka.gif

Fine (2009年6月 7日)

ページの先頭へ