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不妊治療の終結を一緒に考える会

「“私らしい”治療の終結に向けて」

治療の終結に向けた体験談のお話と、参加者の皆さんとのディスカッションを行ないました。

主催:はらメディカルクリニック 

開催日:2013年8月17日(土)

 

担当者の感想
はらメディカルクリニック様では、治療へのサポートの一環として、通院する方のためにイベントを開催されています。今回は「42歳からの妊活教室」と「不妊治療の終結を一緒に考える」という講座が同日に開催され、多くの方が両方に参加をされていました。

「治療の終結」というテーマを皆さんはどのように感じられるでしょうか。妊娠し出産することをある意味ゴールとして始めた不妊治療には、さまざまな形の終結があります。ひとつは、もちろん妊娠出産をしたことでの治療の終結がありますが、残念ながらそれ以外の終結があることも、また事実です。重要でありながらデリケートなこのテーマを、患者の最も身近な場所であるクリニックで企画していただけることは、とても貴重な機会だと感じました。
治療の経験も、お考えも異なる方々に向けて、どのようなトーンでお話しすべきか、発表に向けての準備をしながらいろいろ考えることがありました。治療をどんな風に、いつやめるのかは、本当にその方それぞれの考えが尊重されるべきことだと考えているからです。そこで、私自身の体験からキーワードとなる事柄を選び、迷ったり悩んだりしながらも、“私らしい”終結に向けて、どのように向き合っていったのかを丁寧にお話しさせていただきました。
「決める」ことは難しくても、今の自分を大切にし、精一杯アンテナを張って自分らしく生きることで、どのような選択をしても、「あぁ、こんな自分の人生もかけがえのないものだなぁ」と感じることができればと思います。

参加者の皆さんは、講演の最初には硬い表情の方が多かったのですが、クリニックの生殖心理カウンセラーである菅谷典恵先生からのフィードバック、その後の質疑応答へと進むにつれ、表情がほぐれていき、お帰りの際には笑顔になられほっといたしました。カップルでの参加も多く、男性からのご質問もありました。この会に参加された皆さんが、それぞれの治療の終結を、一緒に考える時間にしていただけたなら幸いです。

ご依頼いただきました、はらメディカルクリニック院長・原利夫先生、菅谷典恵先生、マネージャーの関口あや様を始め、関係者の皆さまには大変お世話になりました。ありがとうございました。

(担当:中辻尚子/Fine公認ピア・カウンセラー)

Fine (2014年1月 8日)

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