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第12回患者さんのお話を伺う会

「私の不妊治療体験談」

医療用器具を提供されている、東機貿の社員 のみなさまや関係者の方々に不妊治療体験談を発表しました。

主催:株式会社 東機貿 

開催日:2014年1月10日(金)

担当者の感想

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東機貿(とうきぼう)は生きとし生けるもの全てに『生命力』を十分に発揮してもらうお手伝いをすること」を使命とし、病院向けの医療機器や在宅医療機器・サービスを提供されています。毎年、社員や関係者の方々に向けて実施されている「患者さんのお話を伺う会」で、私の不妊治療体験談を発表させていただきました。

今回の講演は、東機貿の取り扱い製品の水頭症治療用シャントを利用している方、人工呼吸器を利用している方と私の3名でした。
私の発表内容はFineの活動紹介、私の不妊治療歴、仕事と治療の両立、会社のサポート、治療中の心の向き合い方などで、20分程度でお話しさせていただきました。
参加者は100名ほどで男性2/3、女性1/3くらいで年齢層も幅広く、“不妊”という状況を理解していただくのが難しいのではないか、また、私は治療中に培養液や不妊治療用機器のメーカや取扱い企業について気にしたことがなかったので、通院した病院でどこの製品を使われているのかわからず、今回講演させていただくことは主催者側の意図とあっているのだろうか?と少し不安でしたが、皆さん真剣に聞いてくださいました。
社員の方から仕事と治療の両立についての質問や、夫の協力があってこその不妊治療だったことについて共感いただくコメントを頂戴し、昨今の“卵子の老化“や不妊治療への注目度を考えると、若い社員さんや孫を持つ世代の社員さんに不妊治療体験をお話しできたことで、不妊治療当事者の環境を少しはご理解いただけたのではないかと思っています。

発表後にはtkbグループの佐多社長様から、少子高齢化、晩産化、女性のキャリアと出産、妊孕性についての教育など、現代の日本が抱える問題は大きく、若い世代にもっと啓発する必要があり、Fineの活動に期待し応援しているという嬉しいお言葉を頂戴しました。
私が通院していた病院でも、東機貿が取り扱う培養液を採用しているとお聞きし、不妊治療は医師、看護師だけではなく、医療機器や培養液を提供する企業によっても支えられていることを改めて感じました。
医療機器やサービスを提供する会社が、患者の声を聞き、心に寄り添っていただけるこのような取り組みを積極的に実施してくださっていることに改めて感謝いたします。
(担当:野曽原/Fine スタッフ)

Fine (2014年3月 4日)

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