活動を知る

公開シンポジウム 「生殖補助医療における安心・安全 ~その向上に向けて~」

「患者の立場から望む生殖補助医療の安全・安心」

「さらに胚培養士になりたいと思うようになった。勉強するモチベーションが上がった。」(参加者の感想より)

主催:岡山大学生殖補助医療技術教育研究(ART)センター

開催日:2015年1月25日(日)

講演風景

担当者の感想

昨年に引き続き、岡山大学生殖補助医療技術教育研究(ART)センターの公開シンポジウムで講演をさせていただきました。
このARTセンターは、国立大学では全国初の試みとして、学部から大学院レベルでの胚培養士養成およびスキルアップのためのカリキュラム開発機関として誕生したもので、農学部と医学部保健学科と共同で「生殖補助医療技術キャリア養成特別コース」を設置するなど、本格的な教育をスタートしていらっしゃいます。
(参考URL:http://artc.ccsv.okayama-u.ac.jp/index.php/announcement

今回のシンポジウムでは「安全・安心」というテーマをいただき、患者の視点での「安全・安心」を考えて、講演の準備を進めていきました。
体外受精や顕微授精などの高度生殖補助医療(ART)は、2012年では326,426周期実施されており、今やそれほど特別な治療ではなくなっています。そうした中、患者にとってARTが安全であることは、もはや当然の前提とでもいうべきことになりつつあるなぁと感じました。しかし、どのような治療でも、100%安全ということは非常に難しいことだと思います。今回のシンポジウムは、私にとって、医療の原点とでもいうべき大切な観点を、もう一度見直すよいきっかけにもなりました。

シンポジウムのタイトルと演者は、下記のとおりです。

『生殖補助医療の現状と課題、生殖補助医療胚培養士資格の概要と課題』
国際医療福祉大学病院リプロダクションセンター 教授 柳田 薫先生
『患者の立場から望む生殖補助医療の安全・安心』
NPO法人 Fine 理事長 松本亜樹子
『生殖補助医療の現場での安全・安心のための取り組み』
HORAC グランフロント大阪クリニック 院長 森本 義晴先生
『現場の胚培養士としての視点から安全・安心の取り組み』
浅田レディースクリニック 培養部門 部長 福永 憲隆先生
『これからの生殖補助医療技術とその安全・安心』
東京農業大学大学院動物発生工学研究室 教授 河野 友宏先生

どの講演も非常に興味深く、また中身も濃いもので、時間があればもっとお話を伺いたかったものばかりでした。
参加者の方は、培養士を目指していらっしゃる学生さんも多く、感想では嬉しいコメントをいくつもいただきました。
このような機会に、患者の声を聴こうとお声掛けくださったことに、改めて感謝しています。

(担当:松本亜樹子/Fineスタッフ)


参加者

■受講者の感想(アンケートより抜粋)
・今までは、胚培養士というのは、影の仕事で、患者さんと触れ合うことはあまりないと考えていたので、今回の講義をきいて、考え方が変わりました。
・患者の方々に安心していただけるよう、更に説明のスキルを向上させたいです。
・胚培養士さんが患者さんとコミュニケーションをとることは、患者さんの安心にとって非常に重要なことなのだと思った。
・患者さんと接する機会は当院ではないので、なにか改善できないかと考えた。
・患者さん側からの意見・考えは、なかなか胚培養士に聞こえてこない部分もあると思うので、とても今後参考になると感じました。

Fine (2015年3月26日)

ページの先頭へ