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平成27年度北海道特定不妊治療支援事業 「妊活について、一緒に お話しませんか?」

わたしの不妊体験

実際に聞いたり、お話しをさせて頂いて、もやもやしていた気持ちが少し晴れることができました。(参加者の感想)

主催:北海道オホーツク総合振興局保健環境部北見地域保健室(北海道北見保健所)

開催日:2015年10月3日(土)

担当者の感想

北海道北見保健所様で実施される北海道特定不妊治療支援事業の講演会と相談会にお声がけいただきました。
中村記念愛成病院 副院長の佐藤 恒先生と、同病院 胚培養士であり看護師の鈴木優美さんの熱心なご協力により実現できたと伺いました。

最初は私の体験談で、「わたしの不妊体験」と題してお話しさせていただきました。不妊治療のはじまりから治療が進むにつれての心の変化、終結への思いなど、この後の交流会の話のきっかけにもなればと、気持ちを中心にお伝えしました。壇上にあがるのではなく、同じテーブルを囲んで当事者のみなさんと同じ目線で体験談を話すのは初めての経験でしたが、お一人お一人と直接お話しできたように感じました。
体験談の最後に「みなさんの目指すゴールは何ですか?」という投げかけをして終わったのですが、「私の目指すゴールは…」と発表後にお話しに来てくださった方もいて、私が伝えたかったメッセージが届いたと感じ、心から嬉しくなりました。

後半は、当事者同士のおしゃべり交流会で、胚培養士で看護師の鈴木優美さんも交え、私も参加しました。鈴木さんが愛成病院のカフェで販売されている手作りのパイを差し入れてくださり、美味しいパイを食べながら、和やかにおしゃべりが始まりました。交流会への参加は初めてという方がほとんどでしたが、話が途切れることなく「みなさんはどうしていますか?」と質問し合ったり、それぞれの状況や思いを話されていました。おしゃべり交流会と同時に、佐藤 恒先生の個別相談がおこなわれ、ほとんどの方がこの貴重な機会を逃すまいと相談されていました。

北海道は広いため都市部を離れると医療施設は限られ支援体制も多くはありません。その中でも、北見保健所をはじめ、佐藤先生や鈴木さんのように熱心に患者に向き合ってくださる方々にお会いできたことで「患者はどんなに心強いだろうか」と、いち不妊体験者として胸が熱くなりました。
今回お声がけくださった北海道北見保健所のみなさまには、準備段階から大変お世話になりました。このような貴重な機会をいただきましたこと心から感謝申し上げます。
(担当:笹川ゆき/Fine公認ピア・カウンセラー)

Fine (2016年7月20日)

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