講演・講義レポート
主催
聖路加看護大学
 URL: http://www.slcn.ac.jp/
イベントタイトル 認定看護師教育課程 講義
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実施日 2010年7月30日(金)
開催場所 聖路加看護大学看護実践開発研究センター
講義タイトル 不妊症と社会「自助グループ活動の国内外の動向」
要旨 聖路加看護大学看護実践開発研究センター事業の一環として開講されている、認定看護師教育課程(不妊症看護コース)の講師として、講義をさせていただきました。
担当者の感想 不妊症看護認定看護師さんの講義のひとつを担当させていただきました。
不妊症看護認定看護師とは、その名の通り、通常のナースのスキルに加えて「不妊症」の患者さんの看護に特化した知識や情報、スキルやケアを学ぶ、いわば不妊症看護のスペシャリストのこと。今、全国でちょうど100名の不妊症看護認定看護師さんがいらっしゃるそうです。
その勉強内容は、こんなにも厳しいもの! 総時間数615(+30)時間もの厳しい学びや実習を経て、試験に合格した方だけが認定されます。
http://rcdnp.slcn.ac.jp/nintei/cat20330838/index.html

今年は全国から12名の看護師さんが、「不妊症看護認定看護師」を目指して受講されているそうで、講義のお部屋に入ると、皆さんすでにパソコンやノート、資料を広げてスタンバイOK状態。そのまっすぐな姿勢に、まず圧倒されました。
実は、最初にこのお話をいただいた時には、このタイトルからして私ではおこがましいですので、といったんお断りさせていただこうとしました。しかし、「Fineの普段の活動をお話ししてくれればいい」とおっしゃっていただき、それだったらあちこちでお話ししていることをそのままお話すればいいのかな、と思い、少し気持ちを楽にして、お引き受けしたのでした。
しかし、直前になってやっぱり後悔。
この「不妊症看護認定看護師さん」たちって、私の知る限りでは、とにかく、とってもやさしく、しかも真面目で熱心な方ばっかりなんです。その皆さんの期待や熱意にちゃんとお答えできるか、とっても心配、自信がなくなってきたのでした。しかしここでまた素晴らしいフォローが。準備にあたふたしていた私に、最初お声掛けくださった先生が「気軽にいらしていただければいいですよ。楽しんで時間を過ごしてください」と。
この一言で気持ちが一気に楽になり、当日はリラックスして向かうことができました。

テーマとしては5つほど用意していたのですが、時間が90分だったため、全部は無理かなと思っていましたが、予想的中。テーマの一つは資料に代えたのですが、やはり時間を少しオーバーしてしまいました。終了しようとしたところで、時間オーバーにもかかわらず、ぜひ体験談を、とのリクエストをいただき、かいつまんでお話いたしました。終了後に実施させていただいたアンケートでは、講義時間をもっと長くとってほしい、という声もいただき、皆様の患者の声に耳を傾けようという姿勢に改めて感激しました。
皆さんが、最後まで、本当に熱心に聞いてくださったのが、とても嬉しく印象に残っています。途中で質問もいくつかしていただいて、和やかな講義の時間を共有させていただいたことに、感謝しています。
この12名の皆さんが、来年には不妊症看護認定看護師さんとして、さらなるステップを踏まれることを、今からとても楽しみにしています。
 
 (担当:松本亜樹子 Fineスタッフ)
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