小林 淳一氏

私は不妊・不育症の治療に携わって約24 年、多くの患者様と出会うなか一人でも多くの皆様がお子様を胸に抱く幸せを実現できるよう「一緒に頑張る」姿勢で診療を続けてきました。なかなかお子様ができない、育たないといった大きなストレスに加えて不妊治療を受けるストレスが患者様の不安や苦悩を限りないものにしています。
不妊治療を受ける患者様に必要とされることは、正しい知識で自分の体の状態を知ること、治療についてある程度理解し納得していること、心身をリラックスさせる手段を知ること、そして何より大事なことは頑張っている自分を大事にし褒めてあげることだと思います。
私も不妊・不育症に関わる医師として、一人ひとりの患者様のマイペースを尊重した、その患者様に最適な最大限のサポートを提供できるよう日々努力を重ねて参りたいと思っております。

                  (Fine祭りパンフレットより)


【プロフィール】
1981 年慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学病院産婦人科、済生会神奈川県病院、新横浜母と子の病院(副院長)不妊・不育・IVF センター長を経て、2003 年、横浜市に神奈川レディースクリニック開業。1984 年より習慣流産の研究と診療に携わり、現在は着床不全・超初期流産に対しての習慣流産の検査治療を行う。患者個々のペースに合わせた無理のない医療を行い、気軽に相談にのれる産婦人科医を目指す。医学博士、日本産科婦人科学会専門医、母体保護法指定医、日本生殖医学会・日本受精着床学会会員。
●神奈川レディースクリニック