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Fine主催イベント報告レポート

Fine Spica(スピカ)in仙台

「同じ境遇の方たちと安心して素直な自分で話ができました」
(参加者の感想)

ランチ懇親会

開催日:2017年7 月25 日(火)
参加人数:8人
開催場所:宮城県仙台市内のカフェ

担当者の感想

宮城県仙台市で初めての「Fine Spica(スピカ)」を開催しました。
「Fine Spica」は、不妊を体験した後、子どものいない人生(生活)を歩んでいる方のグループです。

現在、日本で不妊症に悩むカップルは5.5組に1組といわれています。治療を行なっても、全ての方が子どもを授かるわけではありません。残念ながら授かることができなかった方も多くいらっしゃいます。一方、不妊治療中の方向けの交流会を開催しているところは多く見受けられますが、子どものいない人生(生活)を歩んでいる方向けの交流会はほとんど聞くことがありませんでした。そこでFineでは、当事者の要望もあり、「Fine Spica」を企画しました。東京では定期的に開催していますが、最近、東京以外の地域でも開催してほしいという声を聞くことが増え、広島で2回開催、そしてこの度、仙台でも「Fine Spica」を開催することになりました。

今回の会場は仙台市内の隠れ家的なカフェで、ランチを食べながらゆったりとお話しすることができました。
隣県から「身近なところに同じ境遇の人がいないので、こういう場に来たかったです」と仕事を休んでいらしてくださった参加者もいて、うれしく思いました。

懇親会は自己紹介から始まり、不妊でつらかったこと、相談や質問など時間の許す限りたくさん語り合いました。不妊というテーマにとどまらず食べ物の話などもでて、とても楽しい会になりました。
今まで誰にも言えず、一人で悶々としていたことを相談すると、「私はこう対応しています」「私ならこう考えます」などとみなさんからいろいろな意見が聞けて私自身とても参考になりました。住んでいる場所や仕事など環境は違っても、不妊のつらいことや悩みはお互いに共感することが多かったのではないでしょうか。「ここでは一人ではない」と今回参加されたみなさんも、きっと同じような思いでいらっしゃったと思います。

参加されたみなさんは、最初は緊張した面持ちでしたが、すぐに打ち解けて話も弾み、最後は笑顔で帰られたのを拝見して、開催できて本当に良かったと実感しました。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。
今回は平日開催でしたが、土日開催の希望や、芋煮会、BBQのご要望もいただきました。今後もみなさんの笑顔を少しでも増やせますように、Fine Spica(スピカ)in仙台も定期的に開催したいと考えています。今回参加されたみなさん、また新しい方にもお会いできることを楽しみにしています。

※「spica(スピカ)」は、春の夜に輝くおとめ座の一等星、和名で「真珠星」、ラテン語で「麦の穂」という意味があります。子どもを授かりたいという願いは叶わなかったけれど、一人ひとりが真珠のように輝き、麦の穂のように強くまっすぐ上を向いて歩いていきたい。そんな思いから名づけました。今後も気軽に参加くださることを願っています。
(担当:佐藤 美奈子/Fineスタッフ)






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