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カウンセリング事業

不妊ピア・カウンセラー養成講座(eラーニング)スクーリング1

「ロールプレイに対するフィードバックが充実していて、とても参考になりました」

(参加者の感想)

eラーニングになって初めてのスクーリングを開催しました

開催日:2012年9月22日(土)〜23日(日)
URL:https://j-fine.jp/e-pia/


担当者の感想

9月22日(土)〜23日(日)、不妊ピア・カウンセラー養成講座がeラーニングになって、初めてのスクーリングを開催しました。
受講生の皆さんは、それまで、パソコンを使って一人で講座を受講し、他の受講生との交流もなかったので、他にどんな人が受講しているのか、スクーリングの様子はどんな感じなのかと緊張感いっぱいで会場まで足を運ばれたことと思います。
私たち事務局も準備にもれがないか、遠方からの受講生が会場まで無事にお越しになるかドキドキしながら、皆さんをお待ちしていました。

初日は、スクーリング1のオリエンテーションから始まり、平山史朗先生の特別講義、さらに先輩ピア・カウンセラーの体験談がありました。
平山先生の特別講義「『妊娠のためによいこと』とのつきあい方」では、生殖医療技術以外の「妊娠によい」とされるものの中で、どういうものを利用している人が多いのか、何らかの効果を感じた割合などについての分析もありました。
さまざまな情報があふれている中、最終的に何を信じたらいいのか、医療者の立場、カウンセラーの立場から考えることができる講義でした。
その後の演習では、平山先生、小倉智子先生と「傾聴」の基本についてのトレーニングをしました。
傾聴とは、「こころをこめて、ただひたすらに聴く」ということです。
ペアになり、二人の座る距離、聴くときの姿勢、視線、あいづち、無視するなど、いろいろ状況を変えてみて、どう感じたかを話し合いました。
また、相手の話を聴いて、その気持ちを感じ取って、伝え返す練習もしました。
普段、私たちは日常的に人の話を聴いていますが、相手の話を邪魔せずにこころをこめて聴いているかというと、そうではない場合も多いような気がします。
この二日間の演習を通じて、受講生の皆さんには、普段の会話と「傾聴」の違いを感じていただけたのではないかと思っています。
先輩ピア・カウンセラーからは「ここでの出会いを大切に、受講生同士、交流を深めてくださいね」とお話いただき、会場近くのおいしいお店の紹介もしていただきました。
早速、受講生の方々でそのお店に行かれたようで、二日目のスクーリングはとても和やかな雰囲気の中で演習を進めることができました。

二日目の午後には、小倉先生による「自己理解のためのエクササイズ」を行ないました。ピア・カウンセリングを学ぶことの意味や、学ぶことが、今の自分にどのように影響し、今後の自分はどのようになるのかそれぞれが考える時間を持ちました。
自分に子どもがいる場合、どのように子どものいないクライエントにピア・カウンセリングを行なっていくのか、また子どもがいない場合、二人目不妊の方へどのようにカウンセリングを行なうのかを考え、皆でフィードバックしました。
演習中心の二日間でしたが、受講生から「疲れたけど、大変充実した内容でした」と感想をいただきました。事務局も「満足していただけて良かった」と嬉しい気持ちで、次回のスクーリングに向けて準備を始めています。
次回、スクーリング1の開催は2013年7月13日(土)・14日(日)を予定しています。
(担当:安井 /ピア・カウンセラー養成講座運営事務局)

スクーリングを受講した方の感想 (一部抜粋)
  • 平山先生・小倉先生の講義は、とても分かりやすかったです。お二人とも、思っていた以上に気さくな方で話しやすかったです。
  • とても楽しく講座を受けさせていただきました。個人個人の苦手な部分を指摘して、詳しく説明してくださったので、より分かりやすかったです。
  • 初日から、とても充実した内容でした。特に演習がたくさんできるのが、ありがたかったです。
  • ロールプレイがたくさん盛り込まれて、難しい面もありますが、楽しい講義でした。
  • ロールプレイに対するフィードバックが充実していて、とても参考になりました。
ベーシックコースを受講した方の感想 (一部抜粋)
  • 現在も治療中ですが、自分の気持ちの整理をしたかったことと、将来、不妊当事者の方々のお手伝いをしていきたいと思っています。e-ラーニングになったので受講しやすくなった。
  • ネットで受講できることがとても画期的だと思った。
  • 何度も見ることができる、停止や巻き戻しするなど自分のペースで受講できる。
  • 1講座30分程度という時間も忙しい中でも受けやすかった。

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