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カウンセリング事業

第1回ピア・カウンセラー全期合同研修会

「部屋の中の熱気がすごかった」と感想が出たほど、参加した皆さん全員が意欲的に演習を行なっていました

初めてのピア・カウンセラーの合同研修会が開催されました

開催日:2013年3月31日(日)

担当者の感想

3月31日に第1回ピア・カウンセラー全期合同研修会が行なわれました。
これは、一期から七期までのすべての認定ピア・カウンセラー(卒業生)を対象にした初めての研修です。
ピア・カウンセラー養成講座が開講して今年で9年目。昨年よりeラーニングへと形を変えましたが、それまでの7年間は、毎月2日間の講義、演習を東京の会場へ通って1年間受講する形で行なわれていました。
講座がeラーニングになったことにより、今後は卒後研修にも力を入れていこうという講師の先生方のお計らいにより、全卒業生に向けての研修が今回実現したのです。
これまでに認定された一〜七期生のピア・カウンセラーが約60名弱。北は北海道から南は沖縄まで、全国各地でさまざまな活動を行なっています。そのうちの22名がこの日に集まり参加されました。

午前中は事前に皆さんから募集した質問を平山史朗先生にお答えいただくという形で講義が行なわれました。ピア・カウンセラーとして活動していく中で感じた疑問、質問、カウンセリングのこと、生殖医療についてなど、たくさんの質問が寄せられ、先生にひとつひとつ丁寧にお答えいただきました。
最近話題になっている出生前診断の種類や特徴、実態についても詳しく説明していただきました。1時間という時間では、とてもすべてにお答えいただく時間はなく、もう少し先生の講義を聞きたいと感じた内容でした。

お昼休みはたっぷり2時間あり、久しぶりに再会した同期の皆さんとの現状報告や期が違う認定ピア・カウンセラーたちとの交流の時間にもなりました。またその時間を利用し、Fineでの活動についての詳しい説明も行なわれました。自治体で定期的におしゃべり会を開催しているピアから今までの活動の経緯などをお話いただく機会もあったようで、活動を始めて間もないピアたちにとっては、先輩の活動についての貴重な話を聞くことができた、とても充実した時間になったようです。

午後は小倉智子先生によるカウンセリング事例検討会。30分の模擬カウンセリングのあと、4,5人のグループに分かれ、模擬カウンセリングと同じ設定でそれぞれがロールプレイの演習を行ないました。合計3時間の演習でしたが、どこのグループも終了時間ぎりぎりまで熱心に意見が飛び交い、時間が足りないほどでした。

受付を担当したスタッフからは、「部屋の中の熱気がすごかった」と感想が出たほど、参加した皆さん全員が意欲的に演習を行なっていました。 朝から盛りだくさんの内容でしたが、あっという間に時間が過ぎた感じがしました。私だけではなく、参加した皆さんそれぞれが、大変有意義な時間を過ごせたのではないかと感じています。

最後に小倉先生から、これからは地方在住の方々も参加しやすいようにスカイプを使って定期的に事例検討会を行なうこと、そして毎年1回の継続研修会も計画中とのお話をいただきました。
同じ日に別部屋でeラーニングになって初めての認定試験が行なわれており、研修後は試験を終えた八期生も合流し、Fineスタッフも交えて合同懇親会が行なわれました。
充実した一日を過ごし、おいしいお酒と食べ物で大いに盛り上がり、あちこちで笑顔がこぼれていました。

平山先生、小倉先生、お忙しい中、本当にありがとうございました。

私自身はなぜ自分が養成講座を受講してピア・カウンセラーになろうと思ったのか、改めて初心を思い返す機会になったと感じました。
これからもピア・カウンセラーとして日々研鑽を積み、活動していきたいと思います。
(担当:安井 /ピア・カウンセラー養成講座運営事務局)

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