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カウンセリング事業

不妊ピア・カウンセラー養成講座(eラーニング)『スクーリング2』2022年

「自分で回答を考えながら参加したことで理解を深めることができました」

(受講生感想)

第十七期不妊ピア・カウンセラー養成講座の『スクーリング2』を開催しました

開催日:2022年3月12日(土)〜13日(日)
URL:https://j-fine.jp/e-pia/

担当者の感想

第十七期不妊ピア・カウンセラー養成講座の『スクーリング2』を、3月12日(土)〜13日(日)に開催しました。東京は新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置が発令中ではありましたが、感染防止に注意しながら集合形式で開催しました。
スクーリング1日目は、春のような暖かい陽気になりました。会場に集まってきた受講生は、皆さん楽しそうにおしゃべりされ、笑顔も見られてリラックスされているようでした。配布された多くの資料を見て「緊張します」と話された受講生もいて、真剣さも伝わってきました。
1日目の午前は小倉智子先生による「グループカウンセリング演習」でした。受講生がファシリテーター役と参加者役、見学者に分かれて、短いグループカウンセリングを実際に行ないました。終わった後は、ファシリテーター、参加者、見学者、それぞれの立場から考えたことを共有し、講師とともに検討します。これを3回繰り返して、毎回違うパターンのグループカウンセリングを体験しました。受講生は、積極的に手をあげて、グループカウンセリングに参加したり、感じたことを発言したりする姿が見られました。講師と受講生の対話の時間が長くとられたため、学びがより深まったように感じました。気持ちに焦点をあてた聞き方をするのが大切であることを学べたのではないかと思います。
午後からは平山史朗先生による「マイクロカウンセリング演習」を行ないました。スクーリング1で学んだことの復習を交えながらの講義を聞いた後、紙の教材を使った演習を行ないました。受講生にマイクをまわして設問の答えを発表してもらい、講師が解説します。場面に応じた応答の仕方を各自で考え、実際のカウンセリングで使えるように繰り返し演習しました。これからも演習を重ねて、マイクロカウンセリング技法を身に付けていってもらいたいと思います。

2日目は、不妊ピア・カウンセラーとして活動をしている岡田と安井が「オンラインカウンセリング演習」を行ないました。オンライン面接・メール相談・電話相談について、対面で行なうカウンセリングとの違い、メリット、デメリットについて考えました。受講生からも積極的に発言があり、認定後の活動をイメージできたのではないかと思います。
昼食休憩をはさんで平山史朗先生による「ピア・カウンセリング演習」を行ないました。配布資料のロールプレイ用クライエント設定シートを使い、カウンセラー役・クライエント役・タイムキーパーの3人一組で演習を行ないました。
最後に平山史朗先生による「カップルとのピア・カウンセリング演習」を行ないました。臨床心理学者の中釜洋子先生がロールプレイで行なった家族面接の内容を紙上に書き起こした資料を用いて、受講生が各登場人物役になり応答演習を行ないました。その後、複数人のクライエントに向けたカウンセリングはどのように進めていくのか、ロールプレイのDVD映像を見て学習しました。講座では時間の関係で一部分のみ見たのですが、受講生からは最後まで見たかったなどの意見も出ていました。
2日間の長時間にわたる講座になりましたが、受講生からは「あっという間だった」「疲れるけど充実感が大きい」などの感想をいただきました。
次回スクーリングは6月11日(土)〜12日(日)を予定しています。より安心して集合形式で実施できるよう願っています。
(担当:安井・岡田 /ピア・カウンセラー養成講座運営事務局)

スクーリング2を受講した方の感想 (一部抜粋)
  • グループでのカウンセリングは実際に行なったり見てみたりすることでわかることが多かったです。自分自身の体験とは違う設定でも感情が動いたので実際のカウンセリングでは得られるものがあるのだろうという想像ができました。
  • ロールプレイがあって実際に体験ができて理解が深まりました。
  • ボリュームが多くてなかなか頭が疲れますが、しっかりやろうと思います。
  • 実際にカウンセリングを体験してみて、あらためて難しさを体感できました。
  • ロールプレイをする中で意識すること、やってみたけれど難しく感じたこと、うまくできなかったことを忘れないようにすぐまとめていきたいと思います。

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