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カウンセリング事業

不妊ピア・カウンセラー養成講座(eラーニング)『スクーリング3』2023年

「たくさん課題はありますが、学んだこと、得たことをいかして向き合おうと思います」

(受講生感想)

第十八期不妊ピア・カウンセラー養成講座の『スクーリング3』を開催しました

開催日:2023年6月10日(土)〜11日(日)
URL:https://j-fine.jp/e-pia/

担当者の感想

6月10日(土)〜6月11日(日)に、第十八期不妊ピア・カウンセラー養成講座の『スクーリング3』を開催しました。

今回のスクーリング3は、これまでの総仕上げということで、前回のスクーリング2からの課題の「ロールプレイ逐語録検討」を2日間にわたって行ないました。受講生同士ペアを組んで、お互いがカウンセラー役とクライエント役になってカウンセリングをし、その音声を録音したものを聞いて文字にした逐語録を一人ずつ発表し、平山史朗先生と山本美幸先生によるご指導のもと検討するという、スクーリングの中で最も根気のいる内容です。

1日目は、全員で発表者のリアルな録音音声を聞きながら、逐語録を目で追い、講師とともにカウンセリングの流れやそれぞれの役の発言をじっくり検討していきます。カウンセラー役となった発表者の逐語録から、「どう伝え返せばクライエントにとってよかったのか」、「発言の裏にはどんな意図があったのか」など、一つひとつの言葉を拾い、丁寧に講師とともに考えながら、言葉の背景にある心境や質問の意図を紐解いていきましたピア・カウンセラーとして共感するとはどういうことかなど、講師からの厳しいコメントや質問を受けて、発表者が自身のカウンセリングを振り返りました。ピア・カウンセラーとして臨むマインドを徹底的に見つめる、深い学びになったのではないかと思いました。聞いている受講生も一体となって考え、ピア・カウンセラーの立場からクライエントへどう援助できるのかなど、真摯に学びに向かわれる様子はとても内容の濃い空間に映りました。

2日目は、受講生も慣れてきたようで、カウンセラー役のどこが良かったか、自分だったらこう応えるけれどそれでいいのか、などと積極的に発言されていました。また、逐語録から自分の口癖が明らかになるので、口癖がカウンセリングに及ぼす影響なども考える発言も見られ、講師からは、「聴いているようで聴いていない」、「大事な話が止まっていないか」などの厳しくも大事な指摘を受け、カウンセリングの難しさや、対応次第でカウンセリングの流れが変わってくるということをあらためて感じたようでした。

逐語録発表は、自分のカウンセリングだけでなく、他の受講生のカウンセリングも聞くことで、より深い思考が得られたのではないかと思います。受講生はだいぶ奮闘されたかと思いますが、一人ひとりが得意とするところ、強みなど、それぞれの中にこれから不妊ピア・カウンセラーとして羽ばたくためのキラリと光るものを、この講座を受講し認定を受けた不妊ピア・カウンセラーの1人として感じました。

最後に平山先生から、認定試験と、次の課題の「試行カウンセリング」についての説明がありました。今回の逐語録検討で学んだことをいかして、早速試行カウンセリングを行ないたいという前向きな発言もありました。

スクーリング3が終わり、あとは8月の認定試験を残すのみとなりました。
家事や仕事をしながら、試行カウンセリングの課題と試験勉強と、かなり大変だと思いますが、みなさんが目指す不妊ピア・カウンセラーになれますように、全員の合格を願っています。
(担当:北條・佐藤 /ピア・カウンセラー養成講座運営事務局)

スクーリング3を受講した方の感想 (一部抜粋)
  • 自分では気づけなかったことを教えていただけて、大変勉強になりました。
  • 一人ひとりに時間をかけていただいてありがたかったです。色々なケースを体験できてとても勉強になりました。
  • 皆さんで共有して振り返りができてとても勉強になりました。気づきがたくさんの1日でした。
  • 大変有意義な時間でした。たくさん、そしていろいろ課題はありますが、学んだこと、得たことをいかして向き合おうと思います。
  • 他の人のロールプレイを聞いて「ここはいい!」「いかしたい!」がいっぱいで勉強になりました。

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