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PAS活動レポート(京野アートクリニック 仙台)

「少し気持ちが軽くなりました」

(参加者の感想)

妊活セミナーでゲスト講演をしました。

主催: 京野アートクリニック(宮城県仙台市) 
URL: http://ivf-kyono.jp/
実施日:2016年1月9日(土)

担当者の感想

仙台の京野アートクリニック主催「妊活セミナー」で、年明け最初の講演をさせていただきました。告知ポスターには「特別ゲスト講演」と書いていただいていて、それを拝見した時には、恐縮するとともに背筋がシャンとしました。

今回のセミナーの大きなテーマは「男性不妊」。昨今メディアでも多く取り上げられ、注目を浴びているテーマです。厚生労働省では、男性不妊の治療にも今年の4月から助成金を支給することが決定し、「夫が要因の不妊にも対応するため、精子を採取する手術を受けた場合には新たに1回につき15万円を上乗せする」ことが決まったと、報道されました。これまではハードルの高い治療であった男性不妊の手術が、少し受けやすくなったのはいいことだなと思います。この日のセミナーにもカップルの参加が多く、男性も熱心にお話を聴いていらっしゃいました。
講演では、私と京野理事長先生が「男性不妊」をテーマとしたお話。その後、ナース、エンブリオロジスト、受付事務、カウンセラーの方から、それぞれの部門の治療や相談の流れなどのお話があり、その後なんとその医療者の皆さんとの無料個別相談という、参加者の方にとってはなんとも贅沢なプログラムでした。皆さんの熱心に話を聴いたり、真剣に相談をしていらっしゃる姿が印象的でした。
私は「夫婦で向き合う不妊治療〜男性不妊・女性不妊を考える〜」と題して、これまでの経験から多くの当事者の声をまとめ、その悩みや課題、そこから見えてくる夫婦の関係や不妊に対する考え方等をお話しさせていただきました。私は個人的には「男性不妊」という言葉がしっくりきておらず、不妊はカップルの問題であると思っていて、そういうことをお伝えしてきました。

終わってから数名のカップルの方が話しかけてきてくださって、ご自分たちの状況を話してくださったり相談をしてくださったり、「もうちょっと治療をがんばってみようと思います」「少し気が楽になりました」などの言葉もうかがえて、嬉しく思いました。

(担当:松本 亜樹子/Fineスタッフ)

   


  


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