私たちのビジョン

【 Fineのミッション 】

不妊治療を受けること、 自然に授かる日を待つこと、 夫婦二人の道を選ぶこと、 養子や里子を迎えること。それら不妊に関わるすべてのことを「ごくありふれた普通のこと」にすることで、現在・過去・未来の不妊体験者が孤立せず、前向きに輝き、いきいきと過ごせる環境を作ります。

Fineとは

Fine設立のきっかけ

不妊体験者である私たちには、これまでわかってもらえなくてつらかったことが、たくさんあります。 「まわりから子どもはまだなの?と聞かれて、傷つく。自分はがんばって治療しているのに」「友だちに赤ちゃんが生まれたことは嬉しいことなのに、心から喜べない」「通院回数が多くて、仕事を続けることが難しい」。
不妊に悩む人の声を社会に届け、不妊のことをもっと知ってもらいたい。ひとりひとりの声は小さいけれど、仲間とともに声を集めたら、どこかに届くかもしれない。聞いてくれる人が増えるかもしれない。そんな思いでFineを設立しました。

自分自身が体験したからこそ

スタッフの多くは不妊体験者です。だから不妊がどれだけつらいか、身をもって知っています。 メンバーの中には、現在も治療をがんばっている人はもちろん、治療の末に出産した人、夫婦二人の生活を送っている人、養子縁組をした人、治療を中断中の人、また、医療機関に頼らずに体力づくりをしながら授かるのを待つ人など、さまざまな人がいます。

けれども、みんなの思いはひとつです。
今、どこかで悩んでいる人がいたら、そのつらさを少しでもやわらげることができないか。ひとりぼっちで泣いている人がいたら、手を差しのべられないか。孤独にさいなまれている人がいたら、仲間がいることを伝え、その仲間同士の輪をもっと全国中に広げられないか。
もしもあなたが不妊でつらい思いをしているとしたら……
ここには、たくさんの仲間がいます。
ぜひ、いつでもいらしてください。私たちは、あなたを歓迎します。
NPO法人Fine ファウンダー/理事 松本亜樹子(杉嶋奈津子)

活動を知る

Fineはどんな活動をしているの?

不妊に悩む人の気持ちに寄り添います

不妊に悩む人への心理面のサポートは、とても重要です。NPO法人Fineでは、2004年の設立当初から、当事者支援の一環として、さまざまなカウンセリング事業を継続して展開しています。
不妊を体験したカウンセラーが、あなたの気持ちに寄り添います。不妊ピア・カウンセラーに話してみませんか?
ひとりきりで悩まず、ぜひ気軽にご利用・ご参加ください。

不妊で悩む人の交流の場を提供します

ひとりぼっちと感じてしまいがちな不妊当事者に向けて、イベント、おしゃべり会、ランチ懇親会などを開催しています。
気軽におしゃべりしてみませんか?
【参加者の感想より】
・初めてこんなに不妊の話をすることができて心がすっきりした。
・他の方の話を聞けて一人じゃないと思えた。また参加したい。

不妊ピア・カウンセラーを養成します

ピア・カウンセラーとは、相談者と同じ心の痛みがわかる体験者として話を聴き、心の支えになろうという人たちのことです。
Fineでは、当事者が当事者の心のケアをする重要性に着目し、不妊ピア・カウンセラーを自ら養成しています。
不妊ピア・カウンセリングに必要な心理学的知識と技術を、eラーニングと実践で学ぶ本格的なカリキュラムの養成講座を開講しています。
認定資格取得コースのほか、興味のある講座を1講座から受講することも可能で、医療関係者などにもおすすめです。

企業や自治体に啓発プログラムを提供します

「不妊予防」および「妊娠に関わる体や心のケア」を一元化した事業「Fine妊活プロジェクト」を推進しています。
企業に対しては、仕事と不妊治療の両立に関する企業内制度設計・導入支援、従業員向けセミナーや管理職向けセミナーの企画開催などを行なっています。
地域や教育現場に対しても、妊活セミナーや体験談発表会などさまざまな啓発プログラムを用意しています。
お気軽にお問い合わせください。

国政への働きかけを行ないます

不妊当事者・不妊治療の現状を、当事者以外の方に広く知っていただけるよう活動しています。
これまでに署名活動や、多数の要望書を厚生労働省などに提出しました。国会での勉強会も開催させていただきました。
薬剤の認可に関して提出した要望書は多数承認され、当事者の時間的負担と経済的負担を軽減できました。

患者と医療機関の橋渡しをします

Fineは2005年より、JISART(日本生殖補助医療標準化機関)の認定審査の患者支援団体代表審査員として参加しています。
審査では、その医療機関に通院する患者から意見を聞き、それを審査に反映させるなど、患者代表審査員としての重要な役割を担っています。

数値で見るFine 2022

Fine認定 不妊ピア・カウンセラーの活動

Fineで実施している相談に加えて、2022年は自治体(千葉県、埼玉県、中野区、港区、渋谷区)での相談を担当しました。Fineの通話相談は相談者が多く、1回線を増やしました。

Fine認定 不妊ピア・カウンセラーの活動でサポートした人数 2022

Fineの情報発信

「不妊治療の4つの負担」「不妊・不育症治療と仕事の両立」「体験談」などをテーマに、当事者目線で講演を行ないました。また、2022年4月に不妊治療の保険適用が開始されたことにより、「生殖医療における保険適用の現状と課題」についてもお話しする機会が増えました。新聞、雑誌、Webへ寄稿、インタビュー記事などで、不妊の現状と当事者の課題を伝えしました。

Fineが情報発信した件数 2022

Fineを応援してくれる人たち

(2022年5月現在)

Fineを応援してくれる人たち 2022

不妊について

不妊のこと、知っていますか?

答えをクリックタップしてね♪


Q.日本で不妊治療を受けているカップルはどのくらいいるでしょうか?

50組に1組 25組に1組 4.4組に1組

A.日本で不妊治療を受けているカップルは、4.4組に1組 です。

「不妊」とは、健康なカップルが定期的に避妊せずセックスを続けていても、1年経っても妊娠に至らない状態をいいます。
通常は、1年で約80%、2年で約90%のカップルが妊娠するといわれています。
しかし日本で何らかの不妊治療・検査を受けたことがあるカップルは4.4組に1組と言われ、不妊に悩んだことがあるカップルは3組に1組と言われています。
不妊は身近な問題なのです。


Q.不妊の原因は女性だけにある?

×

A.× です。不妊の原因は男女両方にあります。

「不妊」というと女性だけの問題と思われがちですが、決してそうではありません。
WHO(世界保健機関)の1998年の発表によると、不妊原因が男性のみにある場合が24%、女性のみの場合が41%、男女ともにある場合が24%、不明が11%とのことです。


Q.日本で体外受精で生まれる子どもの数は?(2020年データ)

6万人 100万人 2千人

A.日本で体外受精で生まれる子どもの数は、6万人 です。

日本で体外受精や顕微授精などの生殖補助医療(ART)によって生まれた子どもは2019年度は年間60,598人を数え、その年の出生児全体の約14.3人に1人が高度不妊治療により誕生したことになります。
また、日本でARTにより生まれた子どもは累計で710,931人を数えます。


Fineを応援する

NPO法人Fineは、不妊当事者による自助団体として、さまざまな活動をしています。
しかしながら私たちの活動だけでは、不妊(治療)環境を向上させることは容易ではありません。
幅広い方々から協力をいただき、連携することこそが、日本の不妊(治療)の現状を変えていく一歩につながります。
ぜひFineの理念に賛同していただき、Fineへのご支援・ご協力をお願いいたします。

会員になる

Fineの会員になり、不妊のことを正しく知っていただくことが、不妊をとりまく環境の向上につながります。 正会員(年会費1,200円、入会金500円)、賛助会員(個人は一口1,000円、三口以上)など、さまざまなタイプがあります。

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・クレジットカード払い
(VISA・Mater)はこちら→


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にっぽん妊活応援団とは、PASサポーターとなってくださり、Fineと共に日本の不妊を取り巻く社会課題に取り組むサポーターの皆さまのことです。

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不妊をとりまく環境の向上などのため、一緒に活動してくださるサポートメンバーを募集しています。 私たちと一緒に活動しませんか?


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不妊を経験された方で、取材に応じてくださる方を募集しています。
「不妊治療の現状は?」「どんなことに困ったり、たいへんな思いをしたの? そのときの気持ちは?」「不妊治療にかかった費用は?」「仕事との両立は?」など、「不妊当事者の生の声が聞きたい」という取材依頼を数多くいただいています。
あなたも、当事者の一人として、メディアを通して声を伝えてみませんか?


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