『不妊』をもっと『普通に話せることに』

【私たちのビジョン】

“不妊”が“特別”ではなく“普通に話せる”社会。
そして、さまざまな家族のかたち、幸せのかたちを認め合い、応援しあえる社会の実現。

【私たちのミッション】

不妊治療を受けること、自然に授かる日を待つこと、夫婦二人の道を選ぶこと、養子や里子を迎えること。
それら不妊に関わるすべてのことを「ごくありふれた普通のこと」にすることで、
現在・過去・未来の不妊体験者が孤立せず、前向きに輝き、いきいきと過ごせる環境を作る。

【私たちの活動の目的】

◆不妊治療患者が正しい情報に基づき、自分で納得して選択した治療を安心して受けられる環境を整えること。
◆不妊体験者が社会から孤立することなく、健全な精神を持ち続けられる環境を整えること。

 


◎SDGs × Fine

SDGs ターゲット Fineの活動
3.7 2030年までに、家族計画、情報・教育及び性と生殖に関する健康の国家戦略・計画への組み入れを含む、性と生殖に関する保健サービスを全ての人々が利用できるようにする。
5.1 あらゆる場所における全ての女性及び女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃する。

5.2 人身売買や性的、その他の種類の搾取など、全ての女性及び女児に対する、公共・私的空間におけるあらゆる形態の暴力を排除する。

5.5 政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参画及び平等なリーダーシップの機会を確保する。

5.6  国際人口・開発会議(ICPD)の行動計画及び北京行動綱領、並びにこれらの検証会議の成果文書に従い、性と生殖に関する健康及び権利への普遍的アクセスを確保する。


8.5 2030年までに、若者や障害者を含む全ての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、並びに同一労働同一賃金を達成する。

 


◎Fine の SDGsへの取り組み

(1) 不妊治療当事者の支援



「当事者が当事者の心のケアをする」重要性に着目し、不妊ピア・カウンセラーを自ら養成して、カウンセリング事業を行なっています。 不妊ピア・カウンセラーは、不妊という同じ体験をしたからこそ、その悩みやつらさ、当事者が置かれている状況を理解できることが多く、 不妊で苦しむ人にとっては貴重な支援者となっています。



精神的サポート 不妊ピア・カウンセラー養成講座では、当事者が当事者の心のケアをする重要性に着目し、 不妊ピア・カウンセラーを自ら養成しています。
不妊ピア・カウンセラーおよび臨床心理士による面接カウンセリング、電話相談、 グループカウンセリングで、不妊にまつわるさまざまな気持ちに寄り添っています。
仲間づくり ひとりぼっちと感じてしまいがちな不妊当事者に向けて、FineSNS の運営、おしゃべり会や懇親会を開催。 当事者同士の交流の場を提供します。
【参加者の感想より】
  • 初めてこんなに不妊の話をすることができて心がすっきりした。
  • 他の方の話を聞けて一人じゃないと思えた。また参加したい。

(2) 妊活や不妊(治療)に関わる啓発活動



さまざまな年代・立場の人を対象に、不妊治療の正しい知識と理解を普及させる活動を行なっています。
企業向け、自治体向け、学生向けと、それぞれのニーズにあった内容でプログラムを準備し、当事者の具体的な悩みや負担を当事者自らが語る不妊セミナー、 当事者の体験談発表会、妊娠・出産とキャリアを考える勉強会の企画などを行なっています。特に企業向けでは、職場におけるコミュニケーションの改善や ハラスメント対策に役立ててもらっています。



講演、体験談発表 自治体、学会、クリニックなどで講演、講義、体験談発表を行なっています。
【参加者の感想より】
  • まったく自分には無関係…と思っていました。ですが、今日さまざまな声や取り組みを知って、社会全体で取り組まなければならないと知って、恥ずかしく思いました。全体に広めていかなくては、と思いました。
  • 不妊治療の負担、必要とする人の声、各職場での状況などさまざまなことを知ることができました。実体験が元になっているのも、とても心に響くものがありました。また、クイズ形式だったので、内容が印象に残りました。
アンケート調査 不妊当事者の実態や意識・意見を収集するアンケート調査を実施しています。
2018年実施の「仕事と不妊治療の両立に関するアンケートPart?U」の結果をもとに当事者の生の声を集計・分類し、不妊白書2018を発行しました。
妊活プロジェクト 「不妊予防」および「妊娠に関わる身体や心のケア」を一元化した事業「Fine妊活プロジェクト」を推進。企業の管理職や従業員向けに妊活や不妊に関することを正しく知ってもらうための啓発セミナーを実施しています。
情報発信 Webサイト、メールマガジン、ブログプレスリリース などによる情報発信を積極的に行ない、多数のメディアからの取材にも対応。コミュニティ放送局「渋谷のラジオ」で月1回、番組を担当し、幅広い層に啓発をしています。

(3)患者と医療機関の橋渡し



JISART(日本生殖補助医療標準化機関)施設認定審査への参加や、医療関係の学会や講演・講義に参加しています。
不妊クリニックが開催するイベントで体験談を話したり、おしゃべり会の進行を担当するなどの活動も行なっています。
また、不妊スペシャリスト相談は、日本生殖看護学会と日本臨床エンブリオロジスト学会のご協力を得て、開催しています。
今後も、さまざまな形で医療機関と患者との橋渡しができるように努めていきます。



不妊スペシャリスト相談 不妊症看護認定看護師さんと認定臨床エンブリオロジスト(胚培養士)さんに個別相談できる機会を提供しています。
【参加者の感想より】
  • 気持ちに寄り添っていただけた。
  • クリニックの診察とは違った切り口で客観的にアドバイスいただけた。
  • なかなか通院しているところで聞くことができなかったので安心できました。次の移植に向けて前向きな気持ちになりました。
JISART施設認定審査 JISART施設認定審査の患者支援団体代表審査員として参加しています。
審査では、当該施設に通院する患者から意見を聞き、それを審査に反映させるなど、患者代表として重要な役割を担っています。

(4)国政への働きかけによる当事者の環境改善と向上



不妊当事者・不妊治療の現状を、当事者以外の方に広く知っていただけるよう活動しています。
これまでに薬剤の認可に関して提出した要望書は多数承認され、当事者の時間的負担と金銭的負担を軽減できました。 2016年には厚生労働大臣と一億総活躍担当大臣へ「仕事と治療の両立に関する要望書」を提出し、内閣府から出された政府方針に組み込まれました。



署名活動 2007年より不妊患者の経済的負担軽減等のための署名活動を行なっています。
アドボカシー 厚生労働省などに9つの要望書を提出し、 6つ(新薬許可、自己注射など)が実現しました。 また、国会での勉強会を開催させていただいたり、不妊に関わる勉強会に参加させていただき、意見交換をさせていただいています。