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カウンセリング事業

不妊ピア・カウンセラー養成講座(eラーニング)『スクーリング3』2018年

「それぞれのロールプレイ逐語録を聞くことができて、自分にない視点、考え方を学べました」

(受講生の感想)

第十四期不妊ピア・カウンセラー養成講座の『スクーリング3』を開催しました

開催日:2018年12月1日(土)〜2日(日)
URL:https://j-fine.jp/e-pia/


担当者の感想

12月1日(土)〜2日(日)に、第十四期不妊ピア・カウンセラー養成講座の『スクーリング3』を開催しました。
1日目の最初は小倉智子先生による「自己を見つめるワーク」でした。「どんなピア・カウンセラーになりたいですか?」や自己開示のことなどの質問に、受講生は一人ずつ考えて答えられていました。不妊を同じように体験しているピア・カウンセラーだからこそ、クライエントの体験に流されないように自分自身の不妊体験を受け入れ、きちんと理解しておくことが大切です。また自己開示についても、クライエントの利益になるかを考えて開示する必要があることなどを学び、認定後にピア・カウンセラーとして活動していくために、あらためて自己理解を深める時間になりました。
次に、平山史朗先生も加わり「ロールプレイ逐語録検討」を行ないました。スクーリング2で習った技法を用いて、受講生がクライエント役とカウンセラー役をそれぞれ行なうロールプレイの内容を録音し、文字に起こす逐語録の作成が前回の課題でした。スクーリング3では、一人ずつ前に出て、自分の逐語録をどこに注意して聞いてもらいたいかや自分がやってみて感じたことなどを説明後、受講者全員で逐語録を見ながら録音を聞き、内容について検討しました。それぞれの発表が終わると講師からはコメントを、他の受講生からは「良かったこと・見習いたい点」と「こうしたらもっと良くなると思うこと」について書いてもらったものをフィードバックとして受け取りました。講師からは時に厳しいコメントもありましたが、受講生の皆さんの今後に期待しているからこその思いもあるとおっしゃっていたのが印象的でした。

2日目も、前日に続き「ロールプレイ逐語録検討」を行ないました。終了時間ギリギリまで検討が行なわれ、時間が足りないほどでした。逐語録検討では、自分が普段気にしていない話し方の癖などの気づきも多くありますが、みんなの前に出て発表するのはとても緊張するものです。その緊張が同じ会場にいるピア事務局メンバーにも伝わってきて、こちらまでドキドキしてしまいましたが、受講生の皆さんはとても熱心に取り組んでいました。

今期のスクーリングは今回で終わりです。すべてのスクーリングを修了し、受講生はホッとした表情で翌年の2月に行なわれる認定試験に向けて、お互いに励まし合っている姿が見られました。しっかりと準備をして臨んでいただけることを願っています。
(担当:安井・岡田 /ピア・カウンセラー養成講座運営事務局)

スクーリングを受講した方の感想 (一部抜粋)
  • 実際、ピア・カウンセリングを行なう難しさをとても感じた。クライエントの話した内容のどこを掘り下げていくのか、今後、訓練して上達したい。
  • カウンセリングの深さ、とらえ方次第で違う意味になってしまう怖さも知り、もっともっと具体的に傾聴していく必要性をあらためて実感しました。
  • 今日は自分の発表もあり、しっかりとご指導いただきました。帰ってから十分にかみしめて、飲み込もうと思いました。

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