活動を知る

Fine主催イベント報告レポート

Fine祭り2017全国おしゃべり会special in 福岡

「最初は緊張していましたが、普段、周囲に話せない不妊治療の不安などを話せて良かったです」

(参加者の感想)

【第一部】体験談発表
【第二部】当事者同士のおしゃべり会、不妊スペシャリスト相談
第一部では、ふだん聞く機会の少ない不妊当事者の悩みや心との向き合い方、夫婦の関わり合い方など、不妊体験者の生の声をお届けしました。第二部のおしゃべり会では、不妊当事者同士で日ごろは話せない妊活や不妊にまつわる悩み、治療の話などを語り合い、今後の不妊治療の参考や妊活について考えるきっかけづくりの機会にしました。仲間と交流することで「ひとりぼっちじゃないよ!」というメッセージを発信しました。また、不妊症看護認定看護師さんと認定臨床エンブリオロジスト(胚培養士)さんに、不妊治療などに関する悩みや日ごろ抱えている疑問が質問できる個別相談(無料)を行ないました。

開催日:2017年12月3日(日)13時00分〜16時00分
開催場所:リファレンス 大博多ビル貸会議室 1109号室
Fine正会員・賛助会員・PASサポーター・Fine祭り協賛:

無料(2名まで)
Fine エール会員・Fine SNS会員・一般:

1名1,000円(2名でお申し込みの場合は2名で1,000円)
東京のみ <上記料金事前振込> 当日参加1,500円

担当者の感想

12月初めの日曜日に福岡にて、今年最後のFine祭りを開催しました。Fineに九州支部はありませんが、Fineのスタッフの中には九州出身者や、以前に住んでいたことがある人が何人もいて、福岡は身近に感じている場所でもあります。当日は 天候に恵まれ、朝から会場に集まった私たちスタッフは楽しく準備を進めていきました。

予定通り12時半に開場し、参加される方々が受付を済まされ順に着席されました。福岡は今回、他の会場と比べるとお申し込みの出足が鈍く心配していたのですが、近隣のクリニックなどに告知のご協力をいただいたおかげもあり、当日はたくさんの方にご出席いただけて、スタッフもホッとしました。

13時にスタートし、司会より本日のプログラムのご案内とFineの紹介をさせていただいた後、Fineのスタッフ2名による不妊の体験談発表をしました。
最初は、二人目不妊と不育症を体験した話でした。発表者はFine公認ピア・カウンセラーとして活動している方だけに、当時の気持ちを細かく分析した内容でした。私自身、二人目不妊の人の話をしっかり聞いたことがなかったのですが、二人目不妊の人に対してかけられる心ない言葉とそのときに感じた気持ち、二人目不妊を理解してもらうことへの諦めとそのつらさなどの話を聞いて、一人目不妊とはまた違うことがわかり、二人目不妊の方への接し方について考えるよいきっかけになりました。また、私とは違う体験であっても不妊への思いに共通する部分はたくさんあるのだなと気づくことができました。

次は、私の体験をお話しさせていただきました。
私はかつて治療をしていましたが、子どもを授かることなくクリニックに通うことを中止し、今は仕事を始めて2年弱経っています。
20代で結婚したのに38歳でやっと治療を始めたことや、治療をしている最中とやめたとき、そしてその後のことなどを、それぞれの時期の気持ちとともにお話ししました。
きちんとお伝えできるか準備段階から緊張していましたが、会場の皆さまが真剣に耳を傾けてくださっている様子を拝見し、感謝の気持ちでいっぱいになりました。本当にありがとうございました。

体験談発表の後に約10分間の休憩を挟み、第二部の「おしゃべり会」と「スペシャリスト相談コーナー」を同時進行で始めました。

「不妊スペシャリスト相談」は、当日先着順受付で、不妊症看護認定看護師さん、認定臨床エンブリオロジスト(胚培養士)さんへの相談が無料で受けられるものです。例年、日本生殖看護学会さまと日本臨床エンブリオロジスト学会さまのご協力により実施させていただいています。相談された参加者からは『気持ちが楽になった』『具体的なことが聞けてよかった』などの感想をいただきました。また、相談を終えた方の少し明るくなったような表情を拝見すると、私も一緒に嬉しくなりました。お忙しいなか駆けつけてご協力くださった不妊症看護認定看護師さん、認定臨床エンブリオロジスト(胚培養士)さんに感謝するとともに、私自身もこういった方々の惜しみないお力添えがあったからこそ治療を受けられていたことを実感しました。

「おしゃべり会」では、関心のあるテーマ別にグループに分かれ、最初に簡単なルールをお話しした後、自己紹介から始めました。テーマ別に分かれていることもあり、共通の話題で話しやすいご様子で、最初は少し緊張している表情の方もおられましたが、時間がたつとともに気持ちもほぐれ温まっていくようでした。笑い声が聞こえるテーブルや、しんみりと語っているテーブルもありさまざまな様子が見られました。私も一つのテーブルで一緒にお話を聞きながら楽しく過ごさせていただいていましたが、だんだん賑やかになるのを感じていました。、

楽しい時間はあっという間に終わりに近づき、最後にFine理事長の松本からご挨拶と、ご参加くださった皆さまやご協力くださった方々に感謝の気持ちをお伝えし、終了しました。、

あらためまして、ご参加くださった皆さま、そして当日お世話になりました不妊症看護認定看護師さんと認定臨床エンブリオロジスト(胚培養士)さん、準備段階でお世話になりました生殖看護学会と日本臨床エンブリオロジスト学会の皆さま、ご協賛くださった皆さまなど、多くの方のお力添えによりFine祭りを無事開催できましたことに深く感謝いたします。本当にありがとうございました。
(担当:はるはる/Fineスタッフ)

体験談発表者からのメッセージ

悩んでいた当時の気持ちについて、ピア・カウンセラー養成講座を受講中に心理の勉強をしたことを生かして自分の気持ちがどう変化していったかをお話しさせていただきました。
参加された皆さんに「悩んでいるのは自分だけではない」とお伝えできていたら嬉しいです。
お聴きくださり、ありがとうございました。。
(みっこ/Fineスタッフ)

*参加者アンケート⇒ 
*当日の様子(スタッフブログより)⇒
*配布物「Fine年報2017年版」やサンプルなど

 
https://ameblo.jp/npofine/entry-12310550884.html
https://ameblo.jp/npofine/entry-12312610943.html
https://ameblo.jp/npofine/entry-12313966054.html

  
【Fineスタッフによる体験談発表】 【開場前の準備】  
  
 【不妊スペシャリストのみなさん】 
  
【不妊スペシャリストのみなさん・Fineスタッフ】  

ページの先頭へ