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Fine主催イベント報告レポート

Fine 祭り2020 つなげよう!みんなの妊活

「こういう場があることを知らなかったので、一緒にがんばれる仲間とサポートしてくれる人の存在を知ることができて大きな収穫でした」

(参加者の感想)

内容 初の全面オンラインで「Fine祭り」を開催!
<プログラム>
・Fine挨拶/活動紹介/スペシャリスト紹介
・体験談発表会(2名)
・おしゃべり会・不妊スペシャリスト相談 (同時進行)

「体験談発表」では、不育・不妊当事者の悩みや不安、夫婦間のコミュニケーションの取り方、不妊治療と仕事の両立の悩みなど、生の声を当事者だけでなく関心のある全ての方に向けてお届けしました。
「おしゃべり会」では、同じ悩みを持つ当事者同士の仲間づくり、交流、情報交換を目的とし、気がねなく語り合える機会を提供しました。
「不妊スペシャリスト相談」では、不妊症看護認定看護師さんと認定臨床エンブリオロジスト(胚培養士)さんに、不妊治療などに関する悩みや日ごろ抱えている疑問が質問できる個別相談(無料)を行ないました。

開催日:2020年11月29日 (日) 13時00分〜16時10分
開催場所:Zoomによるオンライン
Fine正会員・賛助会員・PASサポーター・

Fine祭り協賛:無料(2名まで)
Fine エール会員・一般:

1名1,000円(2名でお申し込みの場合は2名で1,000円)

担当者の感想

新型コロナウイルス感染拡大のため、今年の「Fine祭り」は、初のZoomを使ったオンライン開催となりました。インターネット環境があればどこからでも参加できるので、北は北海道から南は沖縄まで、さらにはイギリスやオーストラリアからもご参加いただきました。

開会前には、恒例となった「ミニ妊活ヨガ」をオンラインで行ないました。インストラクターは、妊活ヨガセラピストでもあるFineスタッフです。まずヨガの説明があり、その後、インストラクターの声かけにあわせて呼吸をしながら体を動かしました。椅子に座ったままでもできるように工夫されていたので、スペースがなくても参加しやすかったのではないかと思います。
 
開会後、まずFineの紹介を行ない、その後、Fineスタッフ2名から「体験談発表」を行ないました。1人目は「悩むのは仕方ない。でも後悔はしたくない」と題して、自分が納得する治療を受けることが大切であること、不妊・不育の気持ちを他人に全て理解してもらうのは難しいが、悲しい気持ちに寄り添ってくれた人に救われたことなどのお話でした。2人目は「不妊治療終結後、私の人生の立て直し方」と題して、つらい不妊治療経験を経てヨガインストラクターとピア・カウンセラーになり、ありのままの自分を受け入れることができるようになるまでのお話でした。オンラインでも不妊当事者の生の声が、ご参加の皆さんに元気や勇気を少しでもお届けできれば幸いです。

休憩をはさみ、次は「おしゃべり会」を行ないました。Zoomのグループ分け機能を使って、「治療前&一般治療中」「体外受精&顕微授精」「40歳以上」「二人の生活&悩み中」「男性」のグループにわかれておしゃべりをしました。男性グループの希望者は年々増えてきていますが、今年はグループの定員を超える申し込みがありました。男性の不妊治療への理解が進んでいることを感じ、うれしく思いました。男性グループに残念ながら入れなかった方の中には、他の女性から夫に対して思う気持ちを聞いたり、ご自身が妻へ思う気持ちを話したりされている方もいらっしゃいました。

また、並行してスペシャリスト相談を行ないました。不妊症看護認定看護師さんと認定臨床エンブリオロジスト(胚培養士)さんに個別に相談できる貴重な機会であり、相談された方からは、「体外受精について詳しく教えていただき、治療に対する抵抗感や不安、怖さが軽減されました」「専門的なことで知らなかったことを聞けてよかった」「聞きたいことをすべて質問でき、不安な気持ちがなくなってよかった」などの感想をいただきました。

今回は初めてのオンライン開催ということで、参加者向けの操作説明書の作成や、Fineスタッフとスペシャリスト相談担当者はZoomの練習会を行なうなどの準備を行なってきました。スペシャリスト相談の時は、おしゃべり会のグループから一旦退出し、スペシャリスト相談のURLにアクセスするという少し複雑な手順になり、うまくいくか不安でしたが、参加された皆さんのご協力のおかげで、スムーズに進行することができて、ほっとしました。

最後になりましたが、Fine祭りにご協賛いただきましたクリニック、企業、団体の方々、スペシャリスト相談を担当していただいたエンブリオロジストさんと不妊症看護認定看護師さん、そして、ご参加いただいた皆さんに、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
(担当:たね/Fineスタッフ)

体験談発表者からのメッセージ

不育症の体験談ということで、(おそらく)ご参加者は不妊当事者の方の割合が多いので、興味を持っていただけるか不安がありました。
また、同じ不妊・不育と言っても状況はさまざまなはずなので、ただただ自分に起きた出来事とその時の感情をお話ししたまでですが、 終了後のアンケートで「共感して気持ちが軽くなった」「勇気が出た」「自分を大切にしたい」というような感想を拝見して嬉しく思いました。
少しでもお気持ちが楽になるお手伝いができるのであれば幸いです。私も過去の自分と向き合う貴重な機会をいただきました。ありがとうございました!
(MT/Fineスタッフ)

オンラインで体験談発表するのは初めてだったため、反応が感じられるか不安もありましたが、始まってみると皆さんの表情がよく見え、反応に後押ししてもらえました。
今回の話を準備するにあたって治療当時から現在までを振り返ることができ、主に心の変化についてお話ししました。
これまで体験談を聴いていただいた方から「癒されました」と言われることがありましたが、発表する側も癒されるのです。ありがとうございました。
(masayo/Fineスタッフ)

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*当日の様子(スタッフブログより)⇒
*配布物「Fine年報2019年版」やサンプルなど



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