「辻先生のストロークの話、とても勉強になりました。マイクロカウンセリング、難しいーーー」
(参加者の感想)
eラーニングになって4回目の『スクーリング2』を開催しました
開催日:2015年9月12日(土)〜13日(日)
URL:https://j-fine.jp/e-pia/
9月12日(土)〜13日(日)、eラーニングになって4回目の『スクーリング2』を開催しました。
初日の早朝に関東地方で地震が発生しましたが、ダイヤの乱れを気にした受講生たちが集合時間よりも早く会場に到着され予定通り開始できました。
1日目は、辻英美講師による「カウンセラーとしての基本的な心構え」の特別講義を行ないました。
心理学の一つである交流分析(TA)を使って、自分や自分の人生に対して、さらに環境や他者に対してどのような構えをとるか、4つの立場を表わしたものを説明していただきました。また、交流分析(TA)では相手の存在や価値を認める言動や動きを「ストローク」と呼び、そのストロークには話す、笑うなど肯定的なもの、怒る、うそをつくなど否定的なもの、言語的または非言語的なものなど、たくさんの種類があることを学びました。
その後、平山史朗先生による「マイクロカウンセリングトレーニング」を行ないました。これは『スクーリング1』で学んだ傾聴の技術を系統的に学ぶ方法のひとつです。話をきちんと聴くためには自己流では限界があり、正しい技法(技術)を学ぶ必要があります。いくつかの技法を使って話を聴く演習を繰り返し行ないました。例えば、クライエントの話を聴きながら、きちんと話を聴いていること・もっと話してほしいという意思を、うなずきやあいづちを使って伝える技法や、何をどのように聴き取ったかをクライエントに言葉で伝え返す技法です。
良い例、悪い例についてビデオで確認し、受講生同士ペアを組んで何度も演習を繰り返しました。
2日目も引き続き、マイクロカウンセリングの技法を用いた応答演習を行ないました。
受講生の皆さんには、カウンセラー役とクライエント役をそれぞれ担当してもらい、ロールプレイ演習を行ないました。
午後は、カウンセリングの始まりと終わりの部分のロールプレイ演習と、「グループシェアリング」の演習を行ないました。「グループシェアリング」では、受講生一人ひとりが、ファシリテーターとして、グループカウンセリングの開始のあいさつと自己紹介のロールプレイをしました。
『スクーリング1』同様、とても内容が濃いものでしたが、受講生の皆さんがとても意欲的に取り組まれていた姿が印象的でした。また、今回学習した交流分析(TA)のストロークのとらえ方は、今後カウンセラーとして活動する際にも参考になる大変興味深い内容でした。
(担当:安井 /ピア・カウンセラー養成講座運営事務局)