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カウンセリング事業

不妊ピア・カウンセラー養成講座(eラーニング)『スクーリング2』2018年

「平山史朗先生のデモンストレーションがとても良かったです。そこから広がる質問、そしてその問いかけ方も大変勉強になりました」

(参加者の感想)

第十四期不妊ピア・カウンセラー養成講座の『スクーリング2』を開催しました

開催日:2018年9月23日(日・祝)〜24日(月・祝)
URL:https://j-fine.jp/e-pia/


担当者の感想

秋晴れの爽やかな日となった9月23日(日・祝)〜24日(月・祝)に『スクーリング2』を開催しました。7月以来の再開に「久しぶりー」の声が飛び交う、笑顔でのスタートでした。

初日の午前は、ピア・カウンセラーのこれからの活動についての説明がありました。その後「ワークショップ」を行ないました。電話カウンセリングと面接カウンセリングのメリットとデメリットを考えてから演習に入りました。受講生は、二人一組で背中合わせになって相手の表情が見えない状況を作り、言葉のみでのカウンセリング演習を行ないました。最初は苦労していましたが、演習が進むにつれて講師への質問が活発に出され、その後のロールプレイにうまくいかしている様子を見て、その姿勢が素晴らしいなと思いました。

午後は小倉智子先生がファシリテーターで「グループシェアリング演習」を行ないました。受講生が円形になり、それぞれが一参加者となってセルフヘルプグループのカウンセリングを体験しました。演習後、受講生からはカウンセリングを行なう会場についてなど、具体的な質問が出ていました。
次に行なわれたのは「マイクロカウンセリングトレーニング」です。これは『スクーリング1』で学んだ傾聴の技術をさらに系統的に学ぶ方法のひとつです。話をきちんと聴くためには自己流では限界があり、きちんとした技法(技術)を学ぶ必要があります。例えば「うなずきやあいづちを使って、きちんと話を聴いていることやもっと話してほしいという意思を伝える」「何をどのように聴き取ったかをクライエントに言葉で伝え返す」という技法を使って話を聴く演習を繰り返し行ないました。感情の反映、質問の仕方といった、踏み込んだ内容のトレーニングでしたが、講師の質問に悩みながら答えたり、時には和やかに笑ったりしながら進んでいきました。
最後にピア・カウンセリングの始め方と終わり方について実践的な練習と、ロールプレイの演習課題について説明がありました。
かなり内容の濃い一日目を終えて疲れも見えましたが、翌日への意欲を感じました。

二日目はマイクロカウンセリングについてより深く理解するために、各技法の演習を行ないました。
午前はDVDで「良いカウンセリング」と「悪いカウンセリング」を視聴しました。カウンセラーの応答はどの技法を使ったものだったかを全員で確認しながら進めていきました。
午後は4〜5名のグループになり、演習を行ないました。1人が話し手になり、他のメンバーはその内容についての質問をできるだけ多く考えます。それをメンバーで話し合って一つの質問に決め、話し手に質問するということを何度か繰り返し行ないました。同じ話を聴いても自分は考えつかなかった質問が他のメンバーから出ることによって違うとらえ方ができること、何度か繰り返し質問することで内容が明確化していくことを、演習を通して感じていただけたと思います。演習後は受講生が熱心に質問していました。
最後は、受講生からのリクエストで平山史朗先生がピア・カウンセラーとして15分のデモンストレーションを見せてくださいました。今回は先生が録音や録画を許可してくださったので、受講生は先生の対応を一つでも聴き漏らしたくないという様子で集中して見ていました。
平山先生のカウンセリングのデモンストレーションを間近で見ることができて、大変勉強になったようでした。
(担当:大塚・安井/ピア・カウンセラー養成講座運営事務局)

スクーリング2を受講した方の感想 (一部抜粋)
  • 前回のスクーリングのときは、伝え返しもすごく大変だったけれど、前回よりはスムーズにできたことを嬉しく感じた。
  • 濃い内容で、充実した時間でした。
  • マイクロカウンセリング演習の中で、1問ずつグループで質問を精査することにより、視点の広がりと質問の質を上げることができ、非常に勉強になった。
  • 平山史朗先生のロールプレイが見られて本当に良かったです。大変勉強になりました。
  • マイクロカウンセリングの演習の中で、1問ずつグループで質問を精査することにより視点の広がりと質問の質を上げることができ、非常に勉強になった。

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