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カウンセリング事業

カウンセリング公開講座(第5回)

「夫婦ふたりで取り組むことの大切さを改めて感じました」

(参加者の感想)

第一部
 [講演]「知りたい! わかってほしい! 妻のホンネ、夫のホンネ!」(平山史朗先生)
 男性不妊当事者による体験談発表
 小倉智子先生による「Fine主催 不妊ピア・カウンセラー養成講座」の説明
第二部
 男性グループと女性グループに分かれてのグループカウンセリング

開催日:2013年4月21日(日) 12時30分〜16時00分
開催場所:東京ウィメンズプラザ 第1会議室(東京都渋谷区)
Fine正会員:無料(正会員含み2名まで)要予約
事前振込:エール会員・Fine SNS会員:500円/一般:1,000円
当日払い:正会員以外すべて1,500円

担当者の感想

当日は朝から、雨模様であったにもかかわらず、多くの方にお集まりいただけました。
この講座が5回目となる今回は、不妊を「夫婦ふたりの問題ととらえ、ふたりで解決すること」をテーマに実施いたしました。
私がFineの電話相談や面接カウンセリングを行なっている中で感じていたことは、不妊治療などをしている中で夫婦間のコミュニケーションがうまく取れなくなり、夫婦のどちらか片方、もしくはお互いが苦しい状況に陥ってしまうことが多い、ということでした。
一方、こころのサポートを受ける機会は、女性には増えてきましたが、男性はあまり多くはないように思います。
そこで、夫と妻の両方がこころのサポートを受ける機会を持つことにより、夫婦間のコミュニケ−ションを円滑にできる可能性があるのではないかと思い、今回企画しました。

第一部では、生殖心理カウンセラーによる講演と、不妊当事者による体験談発表を聞いていただき、夫婦での不妊治療への取り組み方について、あらためて考えていただく時間にしました。
生殖心理カウンセラーの平山史朗先生の講演では、男性、女性、それぞれの不妊の受け止め方や、気持ちの伝え方の違いを理解し、どのように接すれば、よりよいコミュニケーションが図れるようになるのかについて、動画や漫画を用いてわかりやすく解説していただきました。ここで先生がお話しされた「妻の気持ち」や「夫の気持ち」に共感された方は多いのではないかと思います。
続いて男性の不妊当事者から、不妊治療をしている時の妻との気持ちの差や思い、ご夫婦でどのようにして不妊治療に向き合ったのかなど、リアルに語られました。受講者からは「共感できた」「自分の夫も見習ってほしいと思った」などさまざまな感想が聞かれました。
最後に小倉智子先生から「Fine主催 不妊ピア・カウンセラー養成講座」の説明をしていただきました。

第二部では、不妊当事者のみ参加のグループカウンセリングを実施しました。
会場を二つの部屋に区切って、男性のみ、女性のみのグループに分かれ、進行役には、男性グループに平山先生が、女性グループには、小倉先生と、ピア・カウンセラーが担当させていただきました。「40歳以上」「仕事と治療の両立」「男性不妊」とテーマごとに分かれたグループで、それぞれのテーマを中心に話してもらいました。
参加された方からは「(今まで)誰にも話せなかったけれど、今日は安心して話すことができた」「参加して良かった」という感想をいただき、このイベントを企画して良かったと思いました。
ご参加いただいたみなさんに感謝しています。
(担当:辻 英美/Fine公認ピア・カウンセラー)

体験談発表者からのメッセージ

今回、(カウンセリング公開講座で)男性初の体験談発表をさせていただきました。
私一人のほんの一例をお話ししましたが、真剣に聞いてくださる方、涙を流された方がいて、自分の体験が何かの役に立てたのではないかと思い、話してよかったと思いました。(中磯 和也)

*参加者アンケート⇒ 
*当日の様子(スタッフブログより)⇒

【中磯さん】 【左:小倉先生 右:平山先生】

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