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カウンセリング事業

カウンセリング公開講座(第9回)inオンライン 「コロナ禍の妊活」

カップルのコミュニケーションを円滑にするために「自分自身の思い込みから自由になる」

【内容】
・不妊当事者による体験談発表 1名
・【講演】「コロナ禍の妊活〜二人の気持ちを大切にしながら取り組むには」
 (平山史朗先生)
・不妊ピア・カウンセラー養成講座の説明

開催日:2021年9月12日(日) 10時00分〜12時00分
開催場所:Zoom
参加費 無料

担当者の感想

昨年に引き続きコロナ禍のため、オンライン(Zoom)で「NPO法人Fineカウンセリング公開講座 コロナ禍の妊活〜二人の気持ちを大切にしながら取り組むには」を開催し、全国からたくさんの方に参加していただきました。

最初は、Fine公認 不妊ピア・カウンセラーによる不妊体験談の発表でした。発表者は、初めての体験談発表ということで緊張していたようですが、話し始めると落ち着いた様子で、夫婦で取り組む妊活の難しさや心の葛藤をリアルに語っていました。私は体験談を聴いていると、頭の中に物語のように映像がぼんやりと映し出され、話の内容が自分の体験と重なることで共感が生まれたり、気づかなかった自分の思いにふれたり、分自身も癒されたりする瞬間があります。話す言葉の持つ力はすごいな、といつもながら体験談を聴いていて感じました。

続いて、生殖心理の第一人者である平山史朗先生による講演「コロナ禍の妊活〜二人の気持ちを大切にしながら取り組むには」でした。コロナ禍の妊活はこれまで以上に夫婦間のコミュニケーションが難しくなっています。具体的にどのようにしたらコミュニケーションが円滑になるのか、その考え方を教えていただきました。「パートナーと過ごす時間が増えるのは良い面もあるものの、ストレスとなることもあるため、ひとりの時間を大切にする」「パートナーに対して、話さなくても分かるでしょ、と期待して相手が察してくれることを待つよりも、自分から思いを伝えた方がうまくいくことがある」「夫婦の『絆』は楽しいことやうれしいことだけを共有していたのでは深まらない。時として言い合ったり、傷つけ合ったりすることは悪いことではない。修正しながら進めていく」など、心のとらえ方を変えると少し気が楽になりそうだな、と感じました。

最後に、Fine不妊ピア・カウンセラー養成講座の説明をFine養成講座事務局より行ないました。

ご参加の皆さんと直接お会いできなかったことは残念でしたが、オンラインで全国から多くの方に視聴していただけたことは大変ありがたいことだと感じました。
(担当:渡邉/Fine公認 不妊ピア・カウンセラー)

体験談発表者からのメッセージ

今回が初めての発表ということもあり、とても緊張しましたが、たくさんの参加者の方に熱心に耳を傾けていただき、終了後にはしっかりと気持ちが伝わったというような感想もいただきました。
私にとってはとても大きな挑戦となりましたが、少しでも多くの方に妊活や不妊の現実を知ってもらいたいという願いが、一つの形となったことに感謝しております。
(太田/Fine公認 不妊ピア・カウンセラー)


*当日の様子(スタッフブログより)⇒

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