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Fine祭り2024 ひとりじゃないよ！妊活

「不妊治療中は、気持ちが不安定になりやすいので、そういった感情を吐き出したり、つらい気持ちに寄り添って共感し合ったり、とても有意義なひと時でした」

(参加者の感想)

内容
・Fine挨拶／活動紹介／スペシャリスト紹介
・登坂淳一さん（元NHKアナウンサー・タレント）のトークショー
・おしゃべり会（会場限定）と不妊スペシャリスト相談　(同時進行)

「トークショー」では、登坂さんの妊活体験、男性として感じたことや葛藤などについて、当事者だけでなく妊活・不妊に関心のあるすべての方に向けてお話をしていただきました。また、遠方の方や当日会場に来られない方のためにライブ配信を行ないました。
「会場限定のおしゃべり会」では、同じ悩みを持つ当事者同士の仲間づくり、交流、情報交換を目的とし、当事者の孤立感や悩みを少しでも払拭するため、当事者同士が気がねなく語り合える場を提供しました。
「不妊スペシャリスト相談」では、不妊症看護認定看護師さんと認定臨床エンブリオロジスト（胚培養士）さんに、不妊治療などに関する悩みや日ごろ抱えている疑問を質問できる個別相談（無料）を行ないました。

担当者の感想

2024年のFine祭りは「ひとりじゃないよ！妊活」をテーマに、東京都神田の会場で開催されました。爽やかな快晴の中、Fine設立20周年記念とも重なり、5年ぶりのリアル対面形式が実現しました。東京の会場とオンラインのハイブリッド開催で、全国から多くの方にご参加いただきました。

念願叶って久しぶりのリアル開催です。続々と集まる皆さんをお迎えし、受付開始とともにスタッフが協賛品をお渡ししながら、にぎやかに開場しました。会場の不妊スペシャリスト相談の受付は当日先着順で、早々に枠が埋まるほどの人気ぶりでした。

開会前には、寒い中お越しくださった参加者の皆さんにリラックスしていただくため、Fine公認 不妊ピア・カウンセラーで妊活ヨガセラピストの渡邉さんによる「ミニ妊活ヨガ」を行ないました。皆さんも椅子に座ったままゆっくりと体をほぐして、リラックスした雰囲気の中で心地よい時間を過ごせたのではないでしょうか。
会場に集まった皆さんとスタッフの様子を見て、『ここにいるみんな、妊活や不妊にまつわる気持ちを知っている仲間なんだ』と感じ、私は不妊の経験者として『ひとりじゃないんだな』と胸が熱くなりました。さぁ、開会の挨拶が始まり、いよいよイベントのスタートです！

第一部では、Fine名誉会員の登坂淳一さんをお迎えし、経験談を交えたトークショーが行なわれました。登坂さんはご自身の経験や男性視点からの不妊治療について熱心に語ってくださいました。「不妊治療が特別なものでなくなることが重要」と社会へ発信されているお話や、妻へのサポートについての心強いメッセージもありました。

妻へのサポートで特に印象的だったのは、通院時に看護師から「不妊治療で最も大切なのは、夫婦で一緒にやることです。絶対に忘れないでください。」と3回も言われたエピソードです。登坂さんは、「夫は何もできないのではなく、せめて妻が何をしているか理解することが大切」、「妻の孤立感や孤独感を軽減するために、夫が前のめりに関わることが大事」と語られ、登坂さんなりの「一緒にやる」とはどういうことなのかを模索される姿勢は、とても心に響きました。私は、自分の夫にも参考になるお話だと思い、夫にも聞かせたかったなと思いました。皆さんも、それぞれ自分たちに合った「一緒にやる」を見つけるきっかけになったのではないでしょうか。
また、参加者からは「登坂さんの話を聞いて、男性側もつらいんだ、自分もがんばろうと思えた」との感想が寄せられました。登坂さんの言葉は、今まさにがんばっている参加者の励ましとなったようです。

第二部では、会場参加者同士のおしゃべり会が行なわれました。テーマごとのテーブルでファシリテーターが見守る中、「体外受精＆顕微授精」「40歳以上」「20代30代」「不育」「二人目不妊」「妊活のやめどきを悩み中」「男性のみ」のグループに分かれてお話をしました。参加者からは「日頃話せない気持ちを吐き出せ、同じくがんばっている方とお話ができてよかった」という感想をいただきました。お互いの経験や悩みを共有する貴重な時間となったようで、とてもうれしく思いました。

ファシリテーターのFine理事長 野曽原の計5名で行ないました。トークセッションは初めての試みでしたが、登壇者は椅子に座り、参加者と同じ目線になったので第一部より近く感じられ、アットホームな雰囲気で始まりました。第一部の講演内容からより具体的なア

同時に、不妊スペシャリストによる相談コーナーも設けられました。会場とオンラインに分かれて、専門的なアドバイスを求める参加者でにぎわいました。参加者からは「専門家との面談は、直接質問できる貴重な機会でとても役に立った」との声をいただき、充実した時間を過ごされたようです。

多くの企業からご協賛をいただき、会場参加者には抽選で妊活や生活に役立つプレゼントをお渡ししました。今回のFine祭りは20周年にふさわしい盛大なイベントとなり、5年ぶりのリアル開催で参加者の皆さんの笑顔を直接見ることができました。このイベントを通じて、皆さんが「ひとりじゃない」と感じられる場を提供できたならば、何よりの喜びです。

ご参加いただいた皆さん、ゲストの登坂淳一さん、不妊症看護認定看護師さん、認定臨床エンブリオロジスト（胚培養士）さん、協賛企業の皆さん、そして関わってくださったすべての方々に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
（担当：ほま／Fineスタッフ）

＊参加者アンケート⇒　
＊当日の様子（スタッフブログより）⇒
＊配布物「Fine年報2024年版」やサンプルなど

【登坂淳一さん／不妊スペシャリストのみなさん】

【受付／ミニ妊活ヨガ】

【不妊スペシャリストのみなさん／Fineスタッフ】

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