「話を聴くことに前向きに取り組もうと思えました」
(参加者の感想)
医療スタッフ様向け「患者対応/コミュニケーションセミナー」を実施しました
主催: アキュラ鍼灸院ファティリティーウェルネス
(東京都渋谷区)
URL: http://www.acuraclinic.com/
実施日:2012年6月16日(土)
「アキュラ鍼灸院」にうかがい、「スタッフセミナー」を実施させていただきました。
今回は「医療スタッフ様向け コーチングコミュニケーション」の中から、実際に「伝える」「聴く」をテーマに、ワークやロールプレイングを行ない、コミュニケーションスキルのブラッシュアップにつなげるものです。
前回に引き続き、院長を筆頭に明るく元気なスタッフの方、15名が参加されました。
自己紹介に始まり、まず前回のおさらいで、コミュニケーションの資質分け(*1)の補足から。前回は各タイプの解説でしたが、今回は全員分をグラフにして一覧表を作成し、チームとしての使い方を解説。このような院内セミナーの場合は、全員のタイプを互いに知っておくことで、新規プロジェクトの開拓や交渉事をはじめ、チームビルディングにも大いに役立つのです。
その後は、表情づくりのためのストレッチを行ない、患者の気持ちを考えるワークと、それを活かしたロールプレイング(*2)を実施しました。
まず「状況別の患者の気持ちを考える」ワークを行ないました。「不妊かも?」と思い始めたころから、「もうやめなくちゃいけないかも…」の段階に至るまで、さまざまな状況で、どこに対してどんな思いを抱えているかを考えてシートに記入。参加者の皆さんは「こんなにたくさんの悩みがあるんだ」「こんなところにもプレッシャーがあるんだ」という大きな気づきを持たれたようでした。
その後、そのシートを活かしてロールプレイング。最後のテーマは「体外受精を繰り返しても、妊娠できなかった患者さんへの応対」という難しいものをチョイスされ、全員それで行ないました。これは皆さん、思った以上に大きな学びや気付きを得られたようで、フィードバックの時間には、各チームともとても熱い議論が交わされていました。どれも患者さんの気持ちを慮ったもので、皆さんの真摯な思いに感動しました。
毎回あっという間に時間が過ぎてしまいますが、今回もまたノンストップの90分、瞬く間に時間が過ぎてしまった感じです。皆さんの明るさとともに、患者さんに対する真剣な思いにたくさん触れ、とても気持ちが温かくなりました。
(担当:松本亜樹子/Fineスタッフ)
(*1) 簡単なアセスメントにより、コミュニケーションの資質(タイプ)を「仕切り隊、盛り上げ隊、役立ち隊、見極め隊」の4つに大別するもの。より円滑なコミュニケーションの方法を考えるための材料の一つとして使用する。
(*2) ロールは役割、プレイングは演じるという意味で、「役割を演じる」こと。
複数の人がそれぞれの役割を演じ、疑似体験(練習)をすること。それにより、実際にそのようなことが起こった時、適切に対応できるようにする学習方法