「生殖医療に携わる先生方が日々探究される中、真摯に患者に寄り添おうとされている姿勢に触れ、当事者として大変心強く感じました」
(担当者の感想)
第4回ART JAPAN生殖医療研究会で、体験談を発表させていただきました。
共催:
ARTJAPAN 生殖医療研究会
一般社団法人 AMH 普及協会
メルクセローノ株式会社
世話人:
医療法人浅田レディースクリニック
URL:http://ivf-asada.jp/ (浅田レディースクリニック)
URL:https://www.merckgroup.com/jp-ja
(メルクセローノ株式会社)
実施日:2020年9月26日(土)
浅田レディースクリニック様による第4回ART JAPAN生殖医療研究会にて、不妊体験談の発表をさせていただきました。
昨年同様、品川駅近くの品川フロントビルにて行なわれました。今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、感染対策を万全に行なった上で、会場には浅田レディースクリニックのスタッフの方など最小限の人数で、参加者に向けてオンラインにて配信開催されました。
特別講演1では国立成育医療研究センター・研究所、再生医療センター・細胞医療研究部・生殖細胞機能研究室室長 宮戸健二先生による「『子供の生まれやすさ』と『感染症への罹りにくさ』をつなぐメカニズム」のご講演、特別講演2では山口大学大学院医学系研究科産科婦人科学講座教授 杉野法広先生による「子宮内膜脱落膜化とエピジェネクス」のオンライン講演がありました。生殖医療に関わるメカニズムについてさまざまな視点から日々研究を重ね、生殖医療の可能性を探究されていらっしゃる姿に感銘を受けました。
私の講演は、「不妊を経験すること」という題目で、不妊治療の経緯、環境や治療、人間関係などへの当時感じていた気持ちなどとともに、治療を終えた後の気持ちについてお話しさせていただきました。講演後、先生方から患者への心のサポートについてのご感想やご質問をいただき、患者の気持ちの部分にも気を配ってくださっていることを当事者の一人として、とても心強く感じました。
今回は通常とは異なる開催で講演終了後の意見交換などはありませんでしたが、帰りがけに感想をくださった方がいらっしゃり大変うれしく思いました。また、浅田レディースクリニック院長 浅田義正先生の「生殖医学は科学であり、エビデンスに基づいたものでなければならない」というお言葉は深く心に残りました。真摯な姿勢で臨まれている先生方や生殖医療に携わるさまざまな立場の方が患者と向き合いサポートくださっていることを知り、私自身も微力ながら今後も当事者としてできる限りの努力と寄り添いを重ねていきたい、と気持ちを新たにしました。
このような貴重な会でお話しさせていただく機会をくださった浅田レディースクリニック様、またこのような新型コロナウイルス感染状況の中で開催までのご準備にご尽力いただきました皆さまに、心より感謝申し上げます。
(担当:岡田麻衣子/Fine公認ピア・カウンセラー)