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PASサポーター

PAS活動レポート(浅田レディースクリニック)

「長年の不妊治療をふりかえり、今の思いやこういうのがあったらいいな・・というお話をさせていただきました」

(担当者の感想)

勝川ART研究会で不妊体験談の発表をさせていただきました。

主催: 浅田レディースクリニック
    (愛知県春日井市、名古屋市)

URL: http://www.ivf-asada.jp/
実施日:2012年10月13日(土)

担当者の感想

第17回 勝川ART研究会で不妊体験の発表をさせていただきました。
勝川ART研究会では2004年開始当初から、医療従事者を対象に浅田レディースクリニック様主催で年に2回このような会を開催されているそうです。当日は、まず、製薬会社様からの学術情報の話があり、その後に私の不妊体験発表、そして最後に特別講演として聖マリアンナ医科大学 産婦人科生殖医療センター長准教授 河村和弘先生からの「早期卵巣不全の新たな不妊治療法の開発」についてのお話をうかがいました。

発表本番は、多少緊張はしましたが、落ち着いて話をすることができました。これは、担当スタッフの方々の温かいご配慮とFine名古屋スタッフが応援にきてくれていたので、そのおかげだと思っています。
私は、自分の不妊治療を始めるに至ったいきさつから、不妊治療中感じた孤独感や体外受精の移殖後の緊張と不安の話、また「治療中に病院にこういうものがあったらいいな」と思っていた話などをさせていただきました。
発表後、ある病院の院長先生が声をかけてくださいました。ありがたいことに、私の話に共感してくださり、参考になったとおっしゃってくださいました。私は自分が話す小さな体験の話が、種となって各地で蒔かれていくそんな広がる思いがいたしました。まだまだ微力ですが、自分の体験をお話しすることによって、少しでもこのように、不妊当事者の気持ちをご理解いただくことができれば嬉しく思います。

特別講演の河村先生のご講演は、早発卵巣不全や卵巣がんに苦しむ人への大きな朗報でした。卵巣の中の原始卵胞を取り出し人為的に活性化させて再び体内に移殖するというお話でした。大変高度で貴重なお話を聞かせていただき、不妊治療はますます進歩していくのだと確信いたしました。
今回は初めての発表で緊張したけれど、自分を振り返る良い経験ができました。
今後は不妊で苦しむ人の少しでもお役にたてればと思っています。
(担当:野口里美/Fine公認ピア・カウンセラー)


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