「患者さんがどのような気持ちで通院されているか、もっと考えていけたらと思いました」
(参加者の感想)
クリニック主催の院内セミナーで講演を行ないました。
浅田レディースクリニック様主催の院内セミナーが東京都の品川クリニックで開催され、講演を行ないました。セミナーは、愛知県の名古屋駅前クリニックと勝川クリニックをオンラインでつないでの開催となりました。各クリニックの医師、看護師、コーディネーター、医療事務スタッフ、メディカルアシスタント、薬剤師、胚培養士、管理部門スタッフのみなさん約100名が、診療終了後に駆けつけてくださいました。お忙しい中、時間を割いてでも私たち不妊当事者の声に耳を傾けようとしてくださるお気持ちに、セミナー開始前から胸が熱くなりました。
クリニックの方から「患者さんが何を感じているのか、何に困っているのか、何を求めているのかを考える機会としたい」というご要望を受け、今回のセミナーでは「患者が医療関係者に望むこと」というテーマでお話ししました。患者が抱える大きな問題として「夫婦の温度差」、「不妊治療と仕事の両立」、「治療のやめどき」の3つを取り上げ、それぞれの問題について、患者がどのような悩みを抱えているか、またその際、医療関係者にどのような関わりを求めているのか、どのような言葉や態度に救われるのかといったことをお伝えしました。私自身の体験談だけではなく、ピア・カウンセリングやおしゃべり会を通して触れてきた患者のみなさんの思いもお伝えするよう心がけました。
講演終了後には、「治療のやめどきに悩む患者さんへの声かけについて、具体的に話を聞きたい」とお声がけくださった看護師さんがいらっしゃいましたし、終了後のアンケートで、「患者さんがどのような気持ちで通院されているか、もっと考えていけたらと思いました。説明でお部屋に入ったときなど、不安やお悩みを少しでも吐き出していただけるような対応をしていきたいと思いました」といったお声もいただきました。患者のために何ができるか、日々考えてくださっているんだなぁと心温まる思いです。
院長先生をはじめ、スタッフの方々には、今回もたくさんお世話になり感謝いたします。ありがとうございました。
(担当:上田祐三子/Fine公認ピア・カウンセラー)
<参加者からいただいたご意見・ご感想(アンケートより抜粋)>
【今回の講義内容についての5段階評価】