ＰＡＳ活動レポート（岡山二人クリニック）
「不妊について、わからなかった不安が消えて、ほっとしました」
(参加者の感想)
セミナーで司会進行とコメンテーターを務めました。
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主催： 岡山二人クリニック（岡山県岡山市）
URL： http://www.futari.or.jp/
実施日：2015年3月15日（日）
担当者の感想
岡山二人クリニック望妊治療センターにて、「第13回望妊セミナー」の司会を務めさせていただきました。
岡山駅から車で15分ほどの場所に位置する岡山二人クリニックは、「望妊治療センター」という、とても大きな施設です。駐車場は120台のスペースがあるということでも、その規模がうかがわれます。施設自体が大きいだけでなく、その運営には日本でトップクラスと名高く、いたるところにＩＴシステムが駆使されていることに、初めて伺った時にはとても驚かされました。電子カルテはもちろん、患者の情報共有は即座にクリニック全体で行なえる仕組みが確立されていて、まさに「全チームでの患者サポート」ができるようになっています。患者の立場からすると、こんなに安心なことはなく、ありがたいことだなぁと思います。
更にすごいのは、進化がとまらないことです。今回伺った時にも、新しく患者さんの基礎体温をクラウド（インターネット）で共有することができるシステムを作られていて、スマートフォンから簡単にアクセス・記入ができ、必要な情報が患者とクリニックで共有できるようになっていました。これも時代に即した便利な方法で、すごいなぁと思いました。
今回で13回目の開催となる「望妊セミナー」は、今回会場が初めてクリニック開催で、定員いっぱいの予約があったそうで、当日はカップルの参加も目立ちました。
セミナーは盛りだくさんの内容で、約２時間でなんと９つのテーマで９人の方がお話しされます！ 内容は、下記の通りです。(敬称略)
１）妊娠成立の仕組み（門田貴子：相談部：臨床心理士：生殖心理カウンセラー:不妊カウンセラー）
２）知っておきたい食品情報（金子京子：相談部：管理栄養士：生殖医療相談士）
３）確認しておきたい検査（大月順子：看護部：不妊症看護認定看護師：生殖医療コーディネーター）
４）タイミング法（杉山喜代美：相談部：医療安全管理職：体外受精コーディネーター）
５）妊娠しにくい原因検索と対応（羽原俊宏：副院長：生殖医療専門医：臨床遺伝専門医）
６）人工授精（吉岡奈々子：診療局長：生殖医療専門医：臨床遺伝専門医）
７）体外受精（平田 麗：技術部長：胚培養士）
８）費用と助成金（福嶋安希：医事部長：管理栄養士）
９）加齢の妊娠に対する影響を知っておく（林 伸旨：院長：生殖医療専門医）
なんとも贅沢な、しかしながらとっても忙しい２時間。これでちゃんと時間内に収まるかしら…と、心配していたのですが、そこは、さすが皆さん、ほぼちゃんと時間通りに進みました。すごい！ 司会進行としてほっとしたと同時に、その短い時間内に、過不足なく必要な情報を入れ込み、わかりやすく話されるスキルにも感服しました。最後の質疑応答では、すべて男性が質問されて、少々びっくりしましたが、男性の「妊娠や出産」「治療」に関する意識の高さが感じられて、嬉しくなりました。
今回のセミナーでは、知らなかったこともたくさん知ることができ、私自身とても勉強になりました。そして、いつも思うのですが、このクリニックのスタッフの皆さんのチームワークの良さも素晴らしく、ホスピタリティあふれるご対応に、毎回和ませていただいています。
今回参加された方の中には、Fineの活動に興味を持ってくださった方もいらっしゃり、それも嬉しく思いました。参加者の皆さんが、ご自身たちらしい望妊治療を進められることを祈っています。
（担当：松本 亜樹子／Fineスタッフ）
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