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PAS活動レポート(岡山二人クリニック)

「あらためて、今ある自分の幸せに気づくことができました」

(参加者の感想)

第16回 望妊セミナー「望妊治療」にて「望妊治療 はじめるとき・やめるとき」の講演をしました

主催: 岡山二人クリニック(岡山県岡山市)   
URL: http://www.futari.or.jp/
実施日:2018年11月10日(土)

担当者の感想

岡山にある不妊治療専門クリニック「岡山二人クリニック」様主催の第16回望妊セミナーで「望妊治療 はじめるとき・やめるとき」と題して講演させていただきました。
当日はとても気持ちのよい秋晴れで、昼間は汗ばむほどの小春日和。そして岡山マラソンの前日でもあり、駅前はすごい人出でした。そんな土曜日の昼下がり、このセミナーにたくさんの方が来てくださいました。参加者の皆さんは、ほとんどがカップルでのご来場で、おひとりの方は数えるほどです。近年は、ずいぶんカップルでの参加が増えてきているとはいえ、ここまでカップル率が高いのは珍しいです。こちらのクリニックでは、いつもカップルでの来院を推奨していらっしゃるそうで、セミナーや説明会などは、ほぼ二人で一緒に来られるそうです。さすがカップルで治療方針を選択できる診療を目指されている「岡山二人クリニック」だと納得しました。お二人で話をされているのを微笑ましく思いながらの講演会開始となりました。
当日は「望妊治療 男性が出来ること」というタイトルで、川崎医科大学泌尿器科教授 永井 敦先生もご講演をされるのですが、私がトップバッターで、少々緊張しながら登壇しました。不妊治療はその時期によって悩みの種類が違ってきます。始めるときは病院に行くハードルを越えるところから始まり、やめどきを考えるにあたっては、いつまで治療を続けられるだろうかと深い悩みに入ります。その点については、拙著『不妊治療のやめどき』(WAVE出版)を書く際に16人の当事者からとったアンケートをもとに、やめた後の当事者の心情をお伝えしました。永井先生は、男性不妊について、その現状や、男性が気を付けるべきことなどを、わかりやすく楽しく伝えてくださいました。特に男性の参加者が熱心に聞いておられる姿が印象的でした。終了後のアンケートでもコメントを多数いただき、参加された皆さんの気持ちが少しホッとされたのかもしれないと感じ、嬉しく思いました。このような貴重な機会をくださいました理事長 林伸旨先生、ご準備くださったスタッフの皆さまに、心から感謝しています。
(担当:松本 亜樹子/Fineスタッフ)


<参加者からいただいたご意見・ご感想(アンケートより抜粋)>

参加者の感想
  • 不安はつきものな治療期間真っただ中ですが、悩みながらも歩まれた松本さんはまさに心強いロールモデルであり、講演を聞き、心が少し軽く、自分を夫を褒めたくなりました。ありがとうございました。
  • 妻が体外受精に失敗した時に涙が止まらない時があります。泣くときは泣いて、がんばるときはがんばる。少し考えが変わりました。子どもを授かることだけが目的・目標ととらえていましたが、この長い人生どう生きるかを話し合うきっかけができました。
  • 夫婦二人の話し合いが大切だとよくわかりました。「妊娠・出産 ⇒ unhappy」の具体的な例もお聴きしてみたいです。
  • 妊娠、出産に至らなかった場合、どれだけ苦しく、落ち込むだろうと想像していましたが、松本さんの講演を聞いて、どのような結果でも受け止めて前向きな気持ちでいようと思いました。
  • 気持ちが楽になった。
  • 子どもが欲しい気持ちに変わりはないけれど、夫と一緒に生活していることが幸せだとあらためて思うことができた。二人だけの老後も楽しめるよう納得する治療ができればいいと思った。

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