「自分だけではないと心強く思え、ためになった」
(参加者の感想)
HORACグランフロント大阪クリニック様主催の患者会「Cocochi-na」が開催され、講演と交流会に参加しました。
主催: HORACグランフロント大阪クリニック
(大阪府大阪市)
URL: http://www.ivfhorac.com/
実施日:2018年7月12日(木)
HORAC グランフロント大阪クリニック様主催で第三回目の患者会「Cocochi-na」が開催され、講演と交流会に参加させていただきました。大阪駅の北側にある最先端不妊治療クリニックで、メインの入り口のドアを開くと「ルルドの泉」が出迎えてくれます。湧き出た水が奇跡的な治癒をもたらした言われる「ルルドの泉(奇跡の泉)」をイメージし「いい結果をもたらしたい」という意味で作られたそうです。続いて受付へ向かうと広くゆったりとしたスペースが広がりリラックスできる環境がとても素敵でした。会場は「ミトコンウォークスタジオ」を併設したヴィーナスホールでした。「ミトコンウォーク」は体質改善で妊娠力アップを目指し取り入れられています。
また「Cocochi-na」という名がなんとかわいい優しい名前なのだと思い名前の由来をお聞きすると「患者さんに心地よい場所を!」という思いから看護師の方々が考えて命名されたそうです。
まず最初は私の講演で「2人の生活を選択するまでの葛藤や終結に至ったポイント、現在の気持ちや夫婦関係について」を踏まえ、不妊ピア・カウンセラーの立場から「治療中のストレスや陥りやすい感情について、またそれらとの向き合い方」などをお話ししました。不妊治療は人それぞれがさまざまな環境・状況のもとで取り組まれておられ、すぐには答えが見つかるものではないと思います。人生の中でとても重く深いものかもしれません。しかし、いつか、きっと、自分なりの答えが見つかり、自分の人生を一歩、一歩、歩んでいけるようになると信じています。講演には、看護師長様はじめ、多くのスタッフの方々、臨床心理士さんもご参加いただき、講演後「感動しました」とのありがたいお言葉をいただき胸が熱くなりました。
その後、二つのグループに分かれて交流会を実施しました。ご夫婦で参加された方もいらっしゃり「妻以外の人の気持ちを聴くことができてよかった」「自分だけではないと心強く思えた」「皆さんと話ができてよかった」「知らないことがわかった」「大切であまりない機会だ」などの感想をいただきました。今回は交流の時間を長く取っていただいたので、皆さん、ゆっくりお話ができたようです。
治療中は、なかなか自分の気持ちを素直に話せる場所を見つけにくく、一人で悩みを抱え込みやすいですが、このような患者会や交流会があると少しでも心が和らぎ、何より「一人じゃない」と思うことができるのではないかと感じました。
このような貴重な機会をいただき心より感謝いたします。本当にありがとうございました。
(担当:長谷川陽子/Fine公認ピア・カウンセラー)