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PAS活動レポート(IVFなんばクリニック)

「治療中は「自分だけが」という気持ちが強く、つらくなりますが、同じ思いを周りも抱いてがんばっているという、当たり前のことに気付かせてくれました」

(参加者の感想)

クリニック主催の「アイリスの会」で治療終結をテーマにした講演と交流会での進行役を務めました。

主催: IVFなんばクリニック(大阪府大阪市)
URL: http://www.ivfnamba.com/
実施日:2017年12月16日(土)

担当者の感想

IVFなんばクリニック様主催の治療終結をテーマにした「アイリスの会」に参加させていただきました。クリニックの入口に飾られたキラキラした大きなクリスマスツリーに気持ちがほっこりしながら受付に向かうと、笑顔の素敵なスタッフさんたちが対応してくださりとても癒されました。年に2回開催されている「アイリスの会」は今回で7回目、担当看護師さんとの打ち合わせ時に「今日は心を大切にする会にしたいですね」とお話しして会場へ向かいました。

最初に看護師さんから、治療と共にいろいろな選択肢があることやその考え方、養子縁組、里親制度、卵子提供、そして夫婦二人の生活についてなど丁寧にお話がありました。
次に私の講演では、治療を開始するきっかけ、治療中の心の動揺、治療を終えた後の心模様、そして今感じること等、順を追ってお話しさせていただきました。その中で、私の実体験を交えながら不妊の心理、治療中の心のケア、人の心の仕組み等をお伝えしました。講演中にハンカチで涙をぬぐっている方の姿が目に入り、私も思わず涙を抑えられない場面もありました。
講演終了後は、2つのテーブルに分かれて交流会が行なわれました。参加者の皆さんは、最初は緊張されているご様子でしたが、「普段なかなかいろいろな人の話が聞けない」とそれぞれの思いを言葉にしていくうちに話がはずみ、時間があっという間に過ぎていきました。
最後に、参加者の皆さんから「とても共感できた」「心が整理できた」「一人じゃないと思えた」などのお声をいただき、嬉しさで胸があつくなりました。この貴重な機会をいただいたことに大変感謝するとともに、患者同士が話せる場所の大切さをあらためて感じています。
治療も人生も、どの道を歩んでいくかの選択は簡単ではないと思います。しかしながら、いろいろな人と話をすることでさまざまな選択肢を知ることができ、またどんな選択をされても決して悩みを自分一人で抱え込む必要はないと感じていただけたら大変嬉しく思います。

看護師さんはじめ医療スタッフの皆さまが常に患者に寄り添いこの「アイリスの会」の開催にご尽力されているお姿に、あらためて感銘いたしました。私の体験談が少しでもお役に立てたら幸甚です。ありがとうございました。。
(担当:長谷川陽子 / Fine公認ピア・カウンセラー)


<参加者からいただいたご意見・ご感想(アンケートより抜粋)>

今後も参加したいですか?(「参加したい」という回答へのコメント)
  • 自分自身の思いや、今後の進むべき方向性の確認、整理する良い機会だと感じました。自分以外のいろんな方々の思いを知る機会にしたいと思いました。
  • 自分の気付いていなかったことに気付いたり、理解できて良かったです。共感することも多かったです。
  • まさに今自分が感じている、思っている、考えていることだったので、ものすごく共感できました。1人じゃないんだ、と思いました。
  • 治療中は「自分だけが」という気持ちが強く、つらくなりますが、同じ思いを周りも抱いてがんばっているという当たり前のことに気付かせてくれる。



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