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PAS活動レポート(IVFなんばクリニック)

「治療中の自分を否定してばかりだったので、そうではないと思わせてくれた」

(参加者の感想)

治療終結をテーマにした『アイリスの会』で講演し、交流会に参加しました。

主催: IVFなんばクリニック(大阪府大阪市)
URL: http://www.ivfnamba.com/
実施日:2019年6月22日(土)

担当者の感想

IVFなんばクリニック様主催で、治療終結をテーマにした「アイリスの会」が開催されました。「アイリスの会」は11回目を迎え、今回はカップルでの参加もあり、担当看護師さん、臨床心理士の先生も含め18名での開催となりました。

第一部では、冒頭に担当看護師さんからお話があり、不妊治療と同時に、養子縁組、里親、そして夫婦二人の生活などさまざまな選択肢があることをご紹介されました。それに続いて、私の講演を行ないました。アイスブレイクで指体操を取り入れてみると参加された方からは笑顔が見られ、少しリラックスした雰囲気で講演をスタートできました。今回の講演のテーマは「不妊治療と自分との向き合い方」です。治療中は「自分否定」や「自己嫌悪」などに陥ることがあったり、イライラや腹が立つことが増えたりしやすくなるものです。そんな時の「自分の感情」との向き合い方についてもお話しさせていただきました。話を進める中で、ハンカチで涙を拭かれる姿や、うんうんとうなずきながらメモを取る方の姿が目に入り、私自身が治療に苦しんでいた時を思い出しました。
第二部では、4テーブルに分かれて交流会を行ないました。参加者のみなさんから、「治療中、自分を否定していたがそうではないと思えた」「気持ちの整理に役立った」「私も同じだと思う部分がたくさんある」など前向きな感想がある一方で、「職場の人に話しにくい」「普段治療の話ができない」など不安に思われていることなどもお聞きしました。5年、10年と時が進んでも、今も昔も不妊治療の意識や課題は変わらずにあることを感じると共に、不妊治療の啓発活動を続けていくことの重要性を改めて感じました。

この会の開催を担当された看護師さんからは、「アイリス会を重ねるごとに、会の重要性を感じています」とお聞きしました。看護師さんはじめスタッフの皆さまが、現場で日々温かい思いで患者さんに寄り添ってくださっている姿が想像され、大変嬉しく、またありがたく感じました。このような機会をいただき大変感謝いたします。ありがとうございました。
(担当:長谷川陽子 / Fine公認ピア・カウンセラー)


<参加者からいただいたご意見・ご感想(アンケートより抜粋)>

今後も参加したいですか(「参加したい」という回答へのコメント)
  • 治療中の自分を否定してばかりだったので、そうではないと思わせてくれる
  • 自分の知らないことを聞けることで今後の自分にプラスになると思うから。
  • 治療に行き詰まり先が見えなくて、答えのでない問題を繰り返していたので、同じ立場にある方々の話が聞けて良かったです。
  • 不妊治療をしている話を話す機会が無いし、聞く機会もないのでとても貴重です。
  • 自分の気持ちの整理に役立つと思ったから。

<アンケート>

【今回の講義内容についての5段階評価】







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