ＰＡＳ活動レポート（神谷レディースクリニック）
「いろいろな夫婦がいることがわかった。希望がもてた」
(参加者の感想)
患者交流会で講演を行ない、患者さん同士の交流会に参加させていただきました。
主催： 神谷レディースクリニック（北海道札幌市）
URL： https://kamiyaclinic.com/
実施日：2019年3月30日(土)
担当者の感想
神谷レディースクリニック様主催の「第1回 患者様交流会」で講演を行ない交流会に参加させていただきました。
今回のような形での交流会が初めてであることや、テーマが「これからの治療の進め方、終え方、気持ちの持ち方を考える」といった治療終結とその後を見据えたものであることから、申し込み開始後すぐに定員となるほど希望者が多く、残念ながらお断りした方も多かったとお聞きしました。このような会の開催を望んでいる方が多いことをあらためて感じました。
私の講演では、不妊治療の経験と終結に至るまでの思いや、現状、そして今後の人生についてお話しさせていただきました。
次にクリニックの臨床心理士で生殖心理カウンセラーの西村様から「不妊治療の継続の葛藤とその後の人生について」講義がありました。夫婦二人の生活や血のつながらない家族を選択することについて、どのような選択をしても人とのつながりを持てる人生にして欲しいという内容でした。参加者の皆さんからは、時折涙をすする音も聞こえてきました。
その後は、患者同士の交流会です。クリニックの方がリラックスできるようにと北海道のお菓子やお茶をご用意してくださいました。「今回参加したきっかけ」や「現状」をそれぞれが語り合い、時には涙をぬぐいながら、「うんうん」とうなずき共感しながら、あっという間の1時間となりました。
今回の講演と交流会が参加された方にとって、今後の治療について考えるヒントとなっただけでなく、同じ悩みを抱えた人たちと話ができるとても有意義な時間となったのではないかと感じました。
会の終了後、クリニックスタッフの方と少しお話ししました。そこで、「みんな本当に真剣に悩まれていて、実施してよかった」と看護師の方々が胸をなでおろされているご様子と今後に向けた熱い思いを感じることができ、そのような会に参加させていただけたことをとても嬉しく思いました。
お忙しい中ご挨拶をいただきました理事長の神谷博文先生、そして、この会を担当していただきました看護師長の浅野様、副看護師長の太田様、臨床心理士で生殖心理カウンセラーの西村様、本当にありがとうございました。
（担当：片山あゆ美／Fineスタッフ）
