「「私だけじゃなかった」と思えたことがとても嬉しかった!」
(参加者の感想)
「妊活みらい会議」ワークショップ&ディスカッションを開催しました
主催: 蔵本ウイメンズクリニック(福岡県福岡市)
URL: http://www.kuramoto.or.jp/
実施日:2019年1月17日(木)
福岡の博多駅にある蔵本ウイメンズクリニック様から患者会のご依頼をいただき、ワークショップを開催しました。
当日はお天気もよく、青空がきれいに見えていたものの、空気はとても冷たくて寒い日でした。福岡は九州なので暖かいと思われる方が多いのですが、実は結構寒いのです。参加者の皆さんも、マスクをしたり厚着をしたりしていらっしゃいました。
今回の内容は、いつもの講演やおしゃべり会とは違うものをというご依頼で、私が長年実施している「妊活みらい会議」というカップル向けのワークショップ&ディスカッションを実施しました。これは、本来はカップルでご参加いただくワークショップです。二人のこれまでとこれからについて、ワークシートを使いながら、たくさん話して、さまざまなワークを行ない、気持ちを共有して将来を考え、アクションプランを立てることを目的としています。一緒に暮らしていても、日ごろはなかなか将来の細かい話まではしないもの。それを、ワークシートを使って考えたり書いたりすることにより、二人の考えや思いが明確になり、すり合わせがしやすくなります。この日は平日の昼間ということもあり、女性だけの参加となりましたので、内容を少し変更して実施しました。
まずはこれまでのご自身の振り返り。不妊治療をしているからといって、人生はそれだけなわけはありません。お仕事や趣味などを含み、これまでのことを思い出して振り返っておさらいします。その後はこれから先のことです。子どもを望んで今治療をがんばっているわけですが、それを含めてこれからの未来をざっくりと設計してみます。治療だけにとらわれず視野を広く持って、自分が本来描いていた未来をデザインするという作業です。自分自身でコントロールできることがあるということを実感することで、人は自己肯定感を持つことができるようになります。治療中はこれが低くなりがちなので、この作業はとても大切な作業です。こうした流れを、みんなでワイワイお話ししながらやっていくことにより、前向きな考えを持つこともできるようになるのです。
この日も、参加した皆さんそれぞれご自身の思いを語りながら、これまでのこと、これからのことを話されました。最初はちょっと緊張気味でしたが、少しずつ打ち解け、涙も笑いも出て、最後は皆さん笑顔で帰られ、ホッとしました。参加者の皆さんが、今日描いた未来に向かって、笑顔で進んでいかれますようにと願っています。
今回も企画からご準備までご担当くださった看護部の高尾さん、大迫さん、また院長の蔵本武志先生がお留守だということで、ご丁寧にご挨拶にいらしてくださった副院長の村上先生、看護師長の久保島さんに、心からお礼申し上げます。
(担当:松本亜樹子 / Fineスタッフ)
*蔵本ウイメンズクリニック様のナースブログにもご掲載いただきました。
<参加者からいただいたご意見、ご感想(アンケートより抜粋)>