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PASサポーター

PAS活動レポート(京野アートクリニック)

「やはり『体験された方の生の声』というのは、患者さまの心にとても響くのだ、と改めて思いました」

(施設ご担当者様の感想)

「ART(アート)セミナー」で「治療中の不安や悩みと付き合う」という講演をしました。

主催: 京野アートクリニック(宮城県仙台市)   
URL: http://www.ivf-kyono.or.jp/
実施日:2012年7月14日(土)

担当者の感想

本年もお声掛けいただき、京野アートクリニックさんが毎月実施していらっしゃる「ART(アート)セミナー」で講演をさせていただきました。
今回も定員いっぱいの予約だったそうで、会場は参加者の皆さんで満席状態。ほとんどの方がカップルでいらっしゃっていて、治療に対する二人三脚の姿勢が感じられ、思わず嬉しくなりました。
この時期は外が暑いので、建物の中は冷房が効いており、たまに効きすぎていることもあります。それを寒く感じる方のために、受付にはひざ掛けが用意されていて、嬉しい心配りだなぁ〜と思いました。そして、「寒い方いらっしゃいませんか〜?」と、なんと理事長自らまで、ひざ掛けを持って会場を回り、呼びかけをされていました。こんな風に、こちらの皆さんのホスピタリティの高さには、毎回感動してしまいます。
セミナーは、まず各セクションのスタッフの皆さんからの説明からはじまりました。看護師の方からの治療の流れ、エンブリオロジストの方からの説明、会計の方からの費用のお話、そしてカウンセラーの方からの説明です。こちらのクリニックには、「遺伝カウンセリング」と「心理カウンセリング」の二つのカウンセリングが用意されていて、とても充実されているなぁ、と思います。いざというときに専門家に相談できるのは、私たち患者にとって、とても心強いことです。
そしていよいよ私の講演。今回、テーマとしていただいたのが、「不安と付き合う」でした。とても大切な、そして難しいテーマをいただいたなぁ、と思っていました。治療をするにあたっては、確かに、不安や心配、悩みだらけです。そして、自分が治療をしているとき、とてもじゃないけど上手になんて付き合うことはできませんでした。「うーん、どうしよう」とあれこれ考えた結果、その「上手に付き合えなかった自分」を少しでも参考にしてもらえたらいいのかな、と思い、話をさせていただきました。参加者の方にとってはどうだったかしらと気がかりだったのですが、今回ご担当いただいた施設の方から「患者さまも時に松本さんのお話に頷いたり、ご夫婦で目を合わせたりされており、やはり『体験された方の生の声』というのは、患者さまの心にとても響くのだ、と、改めて思いました」というご感想をいただき、ほっとしました。
今回のセミナーは、渋谷橋レディースクリニックの院長で、東邦大学名誉教授でもいらっしゃる久保春海先生の特別講演もあり、盛りだくさんでした。久保先生のご講演は和やかでわかりやすく、笑いもたくさんあって、私もとても勉強になりました。また「MAMA TO BE BICS」というDVDに合わせて、全員で軽く体を動かす場面もあり、終わった時にはみんな汗がうっすら(笑)。心身ともに温まりました。長丁場のセミナーでしたが、皆さん最後までとても熱心に参加されていたのが印象的でした。
(担当:松本 亜樹子/Fineスタッフ)


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