「おしゃべり会でお話ししたら、気持ちがすっきりしました」
(参加者の感想)
「妊孕性温存の市民公開講座と妊活イベント2018 夫婦で一緒に考える、二人のための妊活ライフプラン」で、総合司会・おしゃべり会・ブース出展をしました。
主催: ARTネットワークス株式会社
特別協賛: 京野アートクリニック高輪
URL: http://www.nin-event.jp/
実施日:2018年5月20日(日)
都内で開催されている大きな妊活イベントに今年も参加させていただきました。
今年のプログラムは、午前に妊孕性温存の市民公開講座「患者目線で考える妊孕性温存 〜患者は何を求め、医療者は何ができるか〜」 、午後に妊活イベント2018「夫婦で一緒に考える、二人のための妊活ライフプラン」でした。
会場はメインステージと出展エリアがあり、それぞれFineのメンバーが参加しました。
メインステージでは、Fine理事長・松本亜樹子がセミナーの総合司会を担当。出展エリアでは、妊活関連グッズの紹介・販売、個別相談やサンプル配布などが行なわれており、Fineも会の活動を紹介するブースを出展させていただきました。また、Fine公認ピア・カウンセラーがおしゃべり会を担当しました。
メインステージでは、3つのセミナーが行なわれました。
■セミナー1「患者目線で考える妊孕性温存」
がん治療をしていても、妊孕性(にんようせい)温存希望者には受精卵凍結、卵子凍結や卵巣組織凍結結の方法があるそうです。
当事者として生の声を聞かせてくださった黒田朋子さん(株式会社ライフサカス取締役・デザイナー)と、妊孕性温存を叶えようと患者に寄り添う京野廣一先生(京野アートクリニック高輪 理事長)と杉本耕一先生(JR東京総合病院 血液・腫瘍内科 副院長)。医学的な難しい話も多かったのですが、がん患者の方には生きる希望となるだろうと思いました。
■セミナー2「妊活中のセルフケア」
細川モモさん(一般社団法人ラブテリ 代表理事)の栄養面からアドバイス、住吉忍さん(株式会社ウィメンズ漢方 代表取締役)の漢方の提案、徐大兼さん(アキュラ鍼灸院 院長)の鍼灸の効能のお話でした。参加者のみなさんは真剣な眼差しでうなずきながら聞いていらっしゃいました。
■セミナー3「不妊治療の最前線」
菅谷典恵先生(京野アートクリニック高輪 臨床心理士)の心理面からの妊活サポート、Nirmal Raj Gyawali 先生(ヨガアシュラムジャパン)は心身のリラックス法として簡単なヨガ京野廣一先生(京野アートクリニック高輪理事長)は不妊治療の最前線として、仕事をしながらでも通院しやすいように早朝診療や日曜診療を実施しているとのことでした。
治療と仕事の両立は、Fineが当事者として社会への啓発活動に取り組んでいることですが、病院でも通院しやすい環境を整えてくださっていることに嬉しくなりました。
■おしゃべり会
セミナー2とセミナー3の間の時間に、Fineのブースの奥で、Fine公認ピア・カウンセラーがファシリテータとして、来場者のおしゃべり会を実施しました。
初対面にも関わらず、妊活当事者同士、すぐに打ち解けて短時間にギュッと詰まった濃厚な時間となりました。最後はみなさんで励まし合っている姿に、そばで見ていた私も嬉し涙がでそうになりました。不妊治療を周りに話せず孤独を感じていらっしゃったようですが、同じ立場の人と気がねなく話ができて、とても心強かったと思います。話すことの効用を感じました。
■ブース出展
会場内にはFineのブースも出展し、多くの来場者のみなさんに立ち寄っていただきました。Fineの活動をより多くのみなさんに知っていただけたらと思います。
妊活中のみなさまと直接触れ合える貴重な機会をいただき京野アートクリニック高輪の先生方をはじめ、スタッフのみなさまに心より感謝申し上げます。
(担当:佐藤美奈子/Fine公認ピア・カウンセラー)