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ＰＡＳ活動レポート（大宮ＡＲＴクリニック）

「あらためて、患者さまの気持ちや立場になって考えることの大切さを知りました」

(参加者の感想)

大宮ＡＲＴクリニック様でスタッフ研修を実施しました

担当者の感想

2023年12月1日に開業された「大宮ＡＲＴクリニック」様からご依頼をいただき、スタッフ研修を実施させていただきました。
こちらの大宮ＡＲＴクリニックの院長でいらっしゃる己斐 秀樹先生は、Fineが設立して間もないころから、Fineの患者団体としての活動に共感いただき、とても応援してくださっていました。この度クリニックのご開業にあたり、真っ先にお声がけいただいたことをとてもうれしく思いました。
研修の前に院内を見学させていただきました。クリニックは、大宮駅から徒歩1分という交通の便に恵まれた立地で、ビルのワンフロアを使われた院内は広々としており、どこもしっかりとプライバシーが守られたつくりになっていました。待合室は、一人分ずつ区切られたデスクにWi-Fiも完備されていて、PCを持ち込んで仕事をしながら待つこともできそうです。また、クリニックの受付に向かって右側が一人目不妊、左側が二人目（以上）不妊の待合室になっていました。空間が完全に分かれていることで、お互いに遠慮やストレスを感じることなく通院できるのも、患者側からするととてもうれしい配慮だと感じました。
当日は研修にスタッフの方がほぼ全員ご参加くださり、前半は「不妊治療と患者の現状」のお話をしました。後半は「患者の気持ちを考える」ワーク、「患者に寄り添った対応をする」ワークを実施しました。皆さま最初から最後まで集中をとぎらせることなく、聞いて、話して、ワークをして、と熱心にご参加くださり、皆さまの真摯な対応にとても感銘を受けました。
研修の中で不妊患者の4つの負担のひとつである「時間の負担」の話をさせていただいたのですが、こちらのクリニックでは、仕事と不妊治療の両立がしやすいようにと、朝の7時30分から診療をしていらっしゃるそうです。Fineにも仕事と不妊治療の両立に悩む声が多く届きます。こうしたクリニックが増えると、仕事の前に通院することができ、とてもありがたいことだと感じました。今回お声がけをくださいました院長 己斐 秀樹先生には当日のご準備までさまざまなお気遣いをいただきましたことも、深く感謝しています。
（担当：松本亜樹子／Fineスタッフ）

<参加者からいただいたご意見・ご感想>

意見、要望、感想など

• 不妊治療中の患者さまの気持ちを多少理解できたと思います。それぞれが抱える悩みを少しでも軽減できるような接遇を心がけたいと思います。
• 患者さまの抱える身体的・精神的な負担であったり、不妊治療についてさまざまなことを知ることができ、とても勉強になりました。
• 受付の仕事を通して、少しでも患者さまのメンタルや不安を取り除く、手助けやお役に立てたらと思いました。
• さまざまな負担を抱えながら患者さまはがんばっていらっしゃるということをいつも胸に置いて、これから患者さまに接する際に、少しでも気持ちを穏やかに過ごしていただけるように気を配っていこうとあらためて思いました。
• 長年治療を続けた話や治療を諦めることを決めた方のお話が、聞きたくなりました。寄り添うことは、相手の気持ちになって考えることに繋がるかと思い、知りたくなりました。

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