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PAS活動レポート(セキ−ルレディースクリニック)

「同じ病院に通っている人の意見など、普段聞くことができないので、このような機会を持って話を聞くことができてよかった」

(参加者の感想)

セキ−ルレディースクリニック患者様団体「ei(あい)クラブ」第3回集会にて、体験談発表のあと、おしゃべり会の司会と面接カウンセリングを実施しました。

主催: セキールレディースクリニック(群馬県高崎市)
URL: http://www.sekiel.com/
実施日:2011年12月23日(金・祝)

担当者の感想

冷たい空気ではありましたが、高崎特有の突風もなく、キラキラ光る日射しの中クリニックへ向かいました。セキールレディースクリニック患者様団体「ei(あい)クラブ」の第3回集会に参加させていただくためです。この会を主催していらっしゃるセキールレディースクリニック副院長の関先生はじめ、企画担当されていらっしゃるスタッフの方々数名の優しい笑顔に迎えられ、事前打ち合わせをさせていただきましたが、その段階から、患者の立場に立ち、お一人お一人に対して誠実で、またその理解に労力を惜しまないクリニックの皆様方の姿勢に心動かされました。
この患者様団体の名前「ei(あい)」とはドイツ語で「卵」を意味するそうですが、「卵(あい)」、「i(あい)(=私)」、そしてご夫婦やご家族の「愛(あい)」。「ei(あい)」は治療をする上で大切なものばかり。ひとりでも多くの患者さんがこの団体を通して大切な何かを見つけるきっかけになれば・・・。そんな願いから命名されたそうです。
この日、雪の降る中、遠方からご夫婦で参加されたカップルもいらっしゃいましたが、クリニックの方々の真摯な思いと願いが通じていたのだと思います。私たちスタッフ2名とピア・カウンセラー1名も、「ei(あい)クラブ」に忠実であるよう努めさせていただきました。
会の最初は2名の体験者の講演で、その後2つのグループに分かれてのおしゃべり会でした。講演会では、目をつむりながら小さく何度も頷かれる方もいらっしゃれば、講演者をじっと見つめながら大きくこくんこくんと頷かれる方がいらしたりと、講演者に共感してくださる方が多かったです。私自身は今回おしゃべり会には参加せず、1名の患者さんの面接カウンセリングを担当させていただきましたが、そのカウンセリングを終えてまた会場に戻った時には、おしゃべり会を終えた患者さんたちが皆さん笑顔で「普段なかなか話せないことを話し合うことができた」と、「次回も是非参加したい」といったご意見もあり、大変満足されたご様子でした。
素敵な場に参加させていただけたことに感謝しています。
(担当:岩永恵美子/Fine公認ピア・カウンセラー)


クリニックの患者会で、体験談を話すのは初めての経験でした。30分という時間を頂きましたが、話したいことが次から次へと出てくるので、原稿を時間内にまとめるのが大変でした。不妊治療のことを振り返ると、涙が出そうになり言葉がつまることもありました。
会場にはクリニックのスタッフをはじめ、患者会の方々がいらしたのですが、みなさん私の体験談を真剣に聴いてくださり、大きくうなずいたり、時にはハンカチを目に当てる姿も見受けられました。
おしゃべり会では、5名(1組カップル)のテーブルを担当しました。男性の方がいらっしゃったので、夫の気持ちなども聞くことができました。最後に、「不妊治療はカップルで取り組むもの、心も体も健康であることが大切だよね」とみんなで話しました。3.11の地震も振り返り、「生み出すことには苦労しているけど、与えられたこの命を大切にしようね」と全員で確認しました。
(担当:小宮町子/Fineスタッフ)

セキールレディースクリニックの患者様団体「ie(あい)クラブ」の第3回集会に参加しました。会場は、イタリアンレストラン・安心食材グラツィエのパーティルーム。クリスマスの演出もあり、リラックスした雰囲気の場でした。
前半はFineメンバー2名の体験談発表。通院エピソードや、不妊という体験を通して感じたことなどに、会場のみなさんはうなずいたり、ハンカチを目にあてたり・・・。それぞれの心に響くものがあったようです。
後半は約90分のおしゃべり会。2つのグループに分かれて行ないました。ここでクリニックのスタッフの方は退席され、患者同士で自由なおしゃべりタイムへ。お茶とケーキにみなさんもなごんだようで、すぐに打ち解けてお話しされていました。体験者に聞いてみたかったこと、治療中の気持ちなど、日頃はなかなか聞けない・話せないことを語り合う機会になったようです。90分はあっという間、終了の案内に名残惜しそうな様子でした。「また参加したい」「次はもっとたくさんの方が参加するといいですね」の言葉に、私もうれしくなりました。これを機に、クリニックで声を掛け合える仲間がふえていくといいなと思いました。
年末の忙しい時期、とても冷え込んだ日にもかかわらず、遠方からお越しくださった方もいたとのこと。こうした集会が求められていること、その大切さをあらためて感じました。
患者同士で安心して語り合える環境づくりをはじめ、クリニックのスタッフの皆さまには、準備期間から当日まで、こまやかな配慮をいただき、感謝&感激しました。ありがとうございました。
(担当:高井紀子/Fineスタッフ)

<参加者からいただいたご意見、ご感想(アンケートより抜粋)>

今後も参加したいか(「参加したい」という回答へのコメント)
  • 同じ体験をされている方のお話が聞けて、前向きな気持ちになれました。
  • 勉強(知識)不足な点も多く、情報を得られる機会はとても貴重です。
  • 先輩患者の方の体験をお聞きして、参考にしたり、今後の治療に役立てたいです。
  • 治療に関して自分の気持ちがはっきりしないので、いろいろな人のいろいろな考え方を聞いて、参考にしたいと思います。
  • 悩みを共有できるから、今後も参加したい。
意見、要望、感想など
  • もっと頻回にあるとうれしいです。
  • 同じ病院に通っている人の意見など、普段聞くことができないので、このような機会を持って話を聞くことができてよかった。
  • 悩みを聞いてもらえる友人や仲間が少なくなり、不安に思っていました。このような場があるとありがたいです。今後、治療をやめることになったとしても、同じ思いを持った人がいると思うだけで、少し楽になる気がします。

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