

「あっという間の3時間でした」
(参加者の感想)
患者視点の接遇マナー研修を実施しました
主催:セキールレディースクリニック
URL:https://sekiel.com/
実施日2025年11月26日(水)
セキールレディースクリニック様がご依頼くださっているPASサポーター様への活動はいつも通院患者向けのおしゃべり会等が多いのですが、今回はクリニックのスタッフの皆さま向けに「患者視点の接遇マナー研修」のご依頼があり、私が担当させていただきました。
当日は診療日にもかかわらず、時間を調整してくださり、院長の関 守利先生をはじめ、なんと約30名ものスタッフの皆さまがご参加くださいました。医師、看護師、ラボスタッフ、受付スタッフなど、まさにクリニック全体のチームが勢ぞろいで、忙しい中、こうして時間をつくってくださったことを、まずありがたく感じました。
今回の研修では、事前に下記をご要望いただきました。
・医療機関で求められる接遇マナーとは
・なぜ接遇マナーが必要なのか
・患者様に“安心と信頼”を伝えるために
・不妊治療の患者が感じる心理(どんなことがクレームにつながるのか など)
・ロールプレイを通じた実践練習
これらを3時間の中にどう盛り込むか、あれこれ悩みながら組み立てし、「考える」「話す」「書く」「シェアする」「動く」「ロールプレイング」のすべてを入れ込んだワークショップ形式にしました。
ちょっと長いかな、くどいかな、と思うところもあったのですが、いざ始まってみると、皆さんずっと前向きで、しかも集中力が途切れないご様子でした。さらに、真剣さが感じられるのにどこか温かい雰囲気で、こちらが学ばせていただく場面も多くありました。特に、Fineが設立当初から発信している“不妊治療の4つの負担”に関するディスカッションでは、あちこちのグループで深い話が繰り広げられ、私も講師という立場を忘れて思わずいち患者の気持ちで「そう、そう、そうなんですー!」と声をあげてしまいました。普段から患者の立場に寄り添ってお仕事されている姿勢が伝わってきて、じんわり感動しました。
こちらのクリニックは7年ほど前に移転されたとのことで、広く快適な空間に、随所に優しさが宿っています。スタッフの皆さまの患者に対する熱い想いにも触れ「ああ、こんなクリニックに私も通いたかったなぁ」と、しみじみ感じました。
この度は、院長先生はじめ、多くのスタッフの皆さま、お忙しい中でのご参加、本当にありがとうございました。皆さまの誠実で温かい想いに触れ、私自身もとても励まされました。これからも、ますますのご活躍を心よりお祈りしています。
(担当:松本亜樹子/Fineスタッフ)