

「参加する前に知りたいと思っていたことをとても詳しく説明していただき、興味深く受講しました」
(受講生感想)
第二十一期不妊ピア・カウンセラー養成講座の『スクーリング1』を開催しました

開催日:2026年7月11日(土)〜12日(日)
URL:https://j-fine.jp/e-pia/
7月11日(土)〜7月12日(日)に、第二十一期不妊ピア・カウンセラー養成講座の『スクーリング1』を東京・大井町にて開催しました。
1日目は、東京の最高気温は31℃と真夏日になりました。交通機関のトラブルもなく、受講生全員が定刻どおりに会場へ集合し、研修が始まりました。
冒頭では、理事の岡田より、NPO法人Fine設立の趣旨や理念、養成講座受講にあたっての注意事項、各課題や認定試験の概要について説明を行ないました。受講生は真剣にメモを取りながら、集中して研修に臨んでいました。
続いて、第二十期卒業生による体験談の発表を行ないました。不妊治療の経験や養成講座を受講したきっかけ・目的、受講を通じて得られた学びや気づきについて話を聞きました。先輩の体験談を通して、受講生一人ひとりが自身の不妊当事者としての経験をあらためて振り返る機会となりました。
受講生からは、話がわかりやすく質問にも応えていただけてよかった、資格取得に向けスイッチが入った、などの感想がありました。
その後、理事の岡田より、NPO法人Fineにおける不妊ピア・カウンセラーの活動内容について説明を行ないました。電話相談やオンライン面接カウンセリング、自治体からの委託事業、さらにトパーズやマナティー・クラブなど、多岐にわたる活動について紹介しました。説明後には、受講生が現在の活動内容について積極的に質問する姿も見られました。
後半は、小倉智子先生の講義・演習です。「グループワーク」での自己紹介では、それぞれの不妊の経験などを聴き、緊張していた受講生たちも打ち解け、笑顔が見られるようになりました。同じ資格を目指す仲間としてリスペクトできた、などの感想もありました。
「傾聴演習」では、話を聴くことと聞くことの違いなどを講義と演習で体感して、傾聴の難しさや大切さについて学びました。続く「ピア・カウンセリングの始め方・終わり方」では、ピア・カウンセリングの始め方と終わり方について学びました。伝えることや聞くことが多く最初はあたふたしていましたが、小倉先生の的確なアドバイスや人柄に緊張もほぐれ、講義の終盤には活発な発言も見られました。
初日から長時間となりましたが、受講生は疲れの中にも充実感があったように見受けられました。
2日目は午前からスタートし、最初は堀田敬子先生の「グループカウンセリング演習」です。セルフヘルプグループの意義やファシリテーターのやり方の説明の後、早速、10分のグループカウンセリングのロールプレイを3回行ないました。ファシリテーター、参加者役、オブザーバ(観察者)を交代で体験し、終わった後は、全員で振り返りを行ないました。参加者役をやってみての感想や気になったこと、オブザーバの立場から観察して気づいたこと、ファシリテーターはどう声がけして何を心がけて進行すればいいのかなど、活発な議論が行なわれました。
次は、「自己を見つめるワーク@」です。カウンセリングにおいて自分自身を知っておくことはとても大切です。自分自身が見た自己と、他者から見た自己の情報を分析するために、漢字フォーカシングというワークを行ないました。これは、受講生が他の受講生の印象を漢字1文字で表し、それを相手に渡します。その後、一人ずつ受け取った漢字を見てどう思ったかを発表し、書いた人からはその漢字が思い浮かんだ背景を話してもらいました。受け取った人からは、うれしい!という感想も多く聞かれました。自分自身の捉え方と他の人から見た自分の印象の違いを感じる時間になりました。
午後は、平山史朗先生の「マイクロカウンセリング演習」です。クライエントの話に耳を傾け、安心して語れる関係を築くためには、共感的で丁寧な「かかわりの技法」が不可欠です。カウンセリングという繊細な対話の場面で、相手の語りにどう応答すればよいかを具体的に学び、かかわりの技法を使う演習を行ないました。演習問題として提示されたクライエントの発言に対して受講生は応答を作成し、平山先生のご指導を受けながら、技法の理解を深めたようでした。
2日間のスクーリングを通じて受講生同士の交流も深まり、昼食時には皆が輪になって和やかな雰囲気で談笑する姿が見られました。最後には全員で記念撮影をし、次回のスクーリング2への意欲を新たにしている様子でした。 本スクーリングが、受講生の学びと成長をさらに後押しする機会になったのであればうれしいです。
(担当:岡田・上野 /ピア・カウンセラー養成講座運営事務局)