

「不妊治療を一通り経て現在第一子妊娠中です。しかし未だに不妊治療中の心の傷が癒えていません。心理カウンセラーに相談しても悩みに共感してもらえることはありませんでした。不妊に特化したカウンセラーの存在意義を強く感じます。」 (参加者の感想)
内容
・不妊当事者の体験談(不妊ピア・カウンセラー) 2名
・当事者の気持ちがわかる近い立場として、当事者に寄り添うカウンセラーの道へ
NPO法人Fineの紹介
不妊ピア・カウンセラー養成講座の説明
不妊ピア・カウンセラーの紹介とその役割について
・講演「妊活や不妊治療がつらくなった時の向き合い方」(平山史朗先生)
開催日:2026年4月19日(日) 10時00分-12時00分
開催場所:Zoomによるオンライン
参加費 無料
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今年のカウンセリング公開講座は「妊活や不妊治療がつらくなった時の向き合い方」をテーマとしてオンラインで開催し、全国からたくさんの方にご参加いただきました。
はじめは、Fine公認 不妊ピア・カウンセラーとして活動している2名の体験談発表でした。二人目不妊の体験談「キャリア、流産、そして自分軸で向き合った8年間」と、一人目不妊の体験談「結婚して、産まなくて、今ここ」のお話で、それぞれの立場でさまざまな思いを抱えながら、歩んできた道のりが語られました。妊活とキャリアの選択、立て続けの流産、他人の何気ない言葉に傷つき揺れてしまう心、それでも自分の物語は続いていくけれど、心には新たに芽生えるものがある。そのようなリアルなエピソードは、参加された皆さんも胸を打たれたり、心を重ねたりする部分が多くあったのではないでしょうか。
続いて、「当事者の気持ちがわかる近い立場として、当事者に寄り添うカウンセラーの道へ」として、養成講座事務局よりFine不妊ピア・カウンセラー養成講座の説明を行ないました。また、現在さまざまな分野で活躍している不妊ピア・カウンセラーの紹介、その役割についてと、不妊ピア・カウンセラーに認定された後にはどのような活動ができるのかを紹介しました。
最後に、生殖心理の第一人者である平山史朗先生による「妊活や不妊治療がつらくなった時の向き合い方」と題してご講演いただきました。妊活や不妊治療がなぜつらいのか、具体的なその心理的背景を、今回の体験談のエピソードを交えて説明してくださいました。また「想定外の異常な事態なのだから、心が揺らぐのは人として自然な反応なのですよ」というメッセージで、わかりやすく不妊の心理を解説してくださいました。さらに、パートナーとのコミュニケーションについても、性差関係なく「求める具体的な寄り添い方」が自分と相手でそれぞれに違っていることも多く、そこをお互いに確認していくことも大切、といったお話も聞くことができました。平山先生のお話は、「自分がおかしいのかな?」「誰も寄り添ってくれない」と思ってしまうことも多い当事者にとって、心強い支えとなるように感じました。
今年はオンラインでの開催となり、ご参加の皆さんと直接お会いできず残念でしたが、全国からたくさん参加していただき、感謝とともにうれしく思いました。ありがとうございました。
(担当:ほま/Fineスタッフ)
今回、体験談をお話しするにあたり、当日まで「どこまで話そう」「ちゃんと伝わるかな」と緊張していました。 不妊治療は、とても孤独を感じやすく、誰にも言えずに気持ちを抱え込んでしまうこともあります。だからこそ、今回このように同じ時間を共有することで、誰かにとって「ひとりじゃない」と感じられるきっかけになっていたらうれしく思います。
(Fine公認 不妊ピア・カウンセラー/若山)
苦しい渦中は、一体自分に何が起きていて、どう感じているのか中々理解ができず、後になりやっと自分の気持ちに気が付くことができたように思います。心の回復過程では、養成講座で不妊の心理を学んだことも大いに役立ちました。心の知識も当事者をエンパワーメントしてくれるサポートのひとつ、と感じています。
(Fine公認 不妊ピア・カウンセラー/北條)