不妊について

実子以外の選択

Fineの想い

子どもを産みたい、育てたい!というカップルの願いを叶えるための一つの選択肢として、実子以外の選択の情報も早めに知ってほしいと思います。
新しい家族を迎えること、新しい家族になること。それは血縁に関わることなく(関わらず)実現できるのです 。実子以外の選択もそれぞれの幸せを見つける手助けになることを願っています。

多様な絆のかたちプロジェクト

「“縁組み家族” 君がくれた幸せ」特別上映会

イベントのご案内
上記想いをかたちにするため、このたびFineでは、里親・特別養子縁組制度など「産む」以外の選択肢への理解を進めることを目的とした「多様な絆のかたちプロジェクト」を立ち上げました。

第一弾として、 特別養子縁組がテーマのドキュメンタリー作品の上映会を行ないます。


※本上映会は、養子縁組斡旋団体や関連組織との推薦、協定、または協力関係に基づくものではありません。

【実施概要】
日時:2025年2月8日(土)  10:00〜11:45
参加費:無料
定員:30名(予定) ※定員に達し次第締め切ります
申し込み締め切り:1月31日(金)
視聴方法:Zoomによるオンライン開催
※ 参加には事前申し込みが必要です。
お申し込みはこちら
※ 開催日の1週間前を目安に、申し込みフォームにご記入いただいたメールアドレス宛てに、当日接続いただくZoomのURLをお送りします。
※上映会中の録音録画や画面撮影は固く禁じます。

【作品について】
パン屋を営む夫婦のもとにやってきた生後間もない赤ちゃん。
特別養子縁組で夫婦と親子になり、家族はもちろん、周りの人や産みの親とも関わりながら成長してゆきます。何気ない日々を積み重ね、葛藤や喜びを共に経験することで深まる絆…。縁組み家族の出会いからの7年間をつぶさに記録した作品です。中京テレビ製作。

【制作した安川 克巳ディレクター】
中京テレビで特別養子縁組の取材を13年続け、関連の番組を6本制作。
日本放送文化大賞グランプリやギャラクシー賞の優秀賞を受賞。
独立後の現在も番組制作を続けながら、特別養子縁組についての啓発活動を行う。

【プログラム(予定)】
・10:00-10:03 Fineよりご挨拶
・10:03-10:50 上映
・10:50-11:05 グループトーク(zoomブレイクアウトルームにて参加者でお話)
・11:05-11:30 講演:制作者・安川氏(縁組み制度の解説や取材実感)
・11:30-11:45 質疑応答

【後援】中日青葉学園、(一社)日本女性財団、こども家庭庁
【映像提供】中京テレビ
【主催】NPO法人Fine
【お問い合わせ先】「多様な絆のかたちプロジェクト」divamly@j-fine.jp


こちらのイベント以降も、より深く理解を進めるためのイベントを開催予定です。
イベントの情報は、ホームページ、メルマガ、LINE、Instagram、X 等でお知らせします。

里親・養子という選択肢

不妊治療を始めたら、「出産」にばかり気持ちが行ってしまいがちですが、不妊のカップルが子供を持ち、育てるためには、「里子」や「養子」という選択肢もあります。 里親制度とは、行政が認定・登録した里親に、いろいろな理由で、親もとで生活できない子どもを委託すること。そして、特別養子縁組とは、子どもの福祉を目的として実の親との親子関係を戸籍上も終了、養親の実子として記載される制度です。

これまで養子となる子の年齢は「原則6歳未満」でしたが、2019年の法改正で「原則15歳未満」に引き上げられました。また、成立までの手続きが見直され、養親を希望する人の負担が減りました。

特別養子縁組制度について、知ってほしいことがあります。

特別養子縁組制度リーフレットはこちらからダウンロードできます

里親制度リーフレットはこちらからダウンロードできます

養子を迎えるには

里親になり、その後、時期を見て養子縁組をする。
また、民間の養子縁組斡旋機関などを通じて迎えることが多いようです。

体験談

ここでは、実際に特別養子縁組で子どもを迎えたFineスタッフの体験談をご紹介します。


子どもができない? と感じたら、まずは不妊治療をしてみようと考えますよね?
実際、私も4年近く治療を行ないました。しかし、できない。こんなに頑張ってもできない。私は親になることはできないのか?
いろいろ考えました。不妊治療のゴールって妊娠・出産って思いがちですよね。
でも、その先には子育てが待っています。子育てだけを取り出して考えてみたら、実子でもそうでなくても、基本的には同じなのではないか?と気がつきました。

私は34歳の時に治療をやめて、養子を迎えましたが、今の時代この年齢から治療を始める方も多くいることでしょう。
私は結婚当初からもし子どもができなかったら、養子を迎えても良いと漠然と考えていましたが、多くの方はそうは思わないようです。
実際に実子以外の選択を模索しようとすると、年齢の壁がここにも立ちはだかり、泣く泣くあきらめたという方もいました。

私個人の経験からお話しさせていただくとしたら、「実子以外の選択」は不妊治療の一つの選択肢として早い段階から、ご夫婦で考えてもらいたい事柄の一つです。
治療を始めたばかりで、そんなことは全く考えていないから、と言っていると、自分のところに巡ってくるチャンスの前髪をつかみ損ねることもあるなぁと実感しています。
子どもは親を選んで産まれてくるって話がありますが、それは、実子であっても、養子・里子であっても、同じことなのではないでしょうか。
産むことも大変だと思いますが、それから始まる子育ての方が、何十倍も大変だ、という話はよく聞きます。

治療を始めたばかりの方も、治療に行き詰まっている方も、「実子以外の選択」を選択肢の一つにいれてみるのもいいかもしれません。


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