不妊について

実子以外の選択

Fineの想い

子どもを産みたい、育てたい!というカップルの願いを叶えるための一つの選択肢として、実子以外の選択の情報も早めに知ってほしいと思います。
新しい家族を迎えること、新しい家族になること。それは血縁に関わることなく(関わらず)実現できるのです 。実子以外の選択もそれぞれの幸せを見つける手助けになることを願っています。

里親・養子という選択肢

不妊治療を始めたら、「出産」にばかり気持ちが行ってしまいがちですが、不妊のカップルが子供を持ち、育てるためには、「里子」や「養子」という選択肢もあります。 里親制度とは、行政が認定・登録した里親に、いろいろな理由で、親もとで生活できない子どもを委託すること。そして、特別養子縁組とは、子どもの福祉を目的として実の親との親子関係を戸籍上も終了、養親の実子として記載される制度です。

これまで養子となる子の年齢は「原則6歳未満」でしたが、2019年の法改正で「原則15歳未満」に引き上げられました。また、成立までの手続きが見直され、養親を希望する人の負担が減りました。

特別養子縁組制度について、知ってほしいことがあります。

特別養子縁組制度リーフレットはこちらからダウンロードできます

里親制度リーフレットはこちらからダウンロードできます

養子を迎えるには

里親になり、その後、時期を見て養子縁組をする。
また、民間の養子縁組斡旋機関などを通じて迎えることが多いようです。

体験談

ここでは、実際に特別養子縁組で子どもを迎えたFineスタッフの体験談をご紹介します。


子どもができない? と感じたら、まずは不妊治療をしてみようと考えますよね?
実際、私も4年近く治療を行ないました。しかし、できない。こんなに頑張ってもできない。私は親になることはできないのか?
いろいろ考えました。不妊治療のゴールって妊娠・出産って思いがちですよね。
でも、その先には子育てが待っています。子育てだけを取り出して考えてみたら、実子でもそうでなくても、基本的には同じなのではないか?と気がつきました。

私は34歳の時に治療をやめて、養子を迎えましたが、今の時代この年齢から治療を始める方も多くいることでしょう。
私は結婚当初からもし子どもができなかったら、養子を迎えても良いと漠然と考えていましたが、多くの方はそうは思わないようです。
実際に実子以外の選択を模索しようとすると、年齢の壁がここにも立ちはだかり、泣く泣くあきらめたという方もいました。

私個人の経験からお話しさせていただくとしたら、「実子以外の選択」は不妊治療の一つの選択肢として早い段階から、ご夫婦で考えてもらいたい事柄の一つです。
治療を始めたばかりで、そんなことは全く考えていないから、と言っていると、自分のところに巡ってくるチャンスの前髪をつかみ損ねることもあるなぁと実感しています。
子どもは親を選んで産まれてくるって話がありますが、それは、実子であっても、養子・里子であっても、同じことなのではないでしょうか。
産むことも大変だと思いますが、それから始まる子育ての方が、何十倍も大変だ、という話はよく聞きます。

治療を始めたばかりの方も、治療に行き詰まっている方も、「実子以外の選択」を選択肢の一つにいれてみるのもいいかもしれません。


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