Fineってこんなカンジ

メディアの声

これまで、あまり表に出にくかった当事者の声を読者に届けられたのは、Fineのおかげです。

(伊藤 学さん・日本経済新聞社 記者)

Fineの第一印象は?
当事者団体ということで、当初は「話が聞きづらいのでは」と危惧していました。

しかし実際には、スタッフの方々はメディアに対してオープンな雰囲気をお持ちで、非常に強力的な印象を受けました。何より、松本代表をはじめ、スタッフの方が「明るい」。テーマが時に重くなるだけに、取材側として本当に助かりました。
Fineのこれまでの活動で印象に残ってるものは?
不妊治療に対する世間の認識が今よりずいぶん低かった5〜6年前から、不妊治療に関する取材をするため、メーリングリストを通じて会員の方に呼びかけてもらいました。

今も昔も、不妊治療について他者に話すこと、ましてマスコミに話すことには高い壁があり、不妊治療の当事者と接点を持つのは非常に難しいことでした。そのため、Fineには非常に助けられることばかりでした。

インタビューを引き受けていただいた会員の方々には、不妊治療の実情やお気持ちを率直に語っていただきました。

あまり表に出にくかった、当事者の声を読者に届けられたのも、Fineのおかげだと感謝しています。
Fineに今後、どんな活動や役割などを期待しますか?
不妊治療を受ける人が増えるなか、当事者組織が声をあげて治療費の問題や、仕事や生活との両立などの課題を世間に知らしめていくことは、とても重要なことだと思います。 また、不妊治療の情報を入手したい方も増えており、情報提供の役割ももちろん大きいでしょう。

一マスコミとしては、これまで通り、可能な範囲で取材協力をいただくと同時に、不妊治療の記事を取り上げるきっかけとなるイベントや調査などに積極的に取り組んでいただければ、取り上げられる機会も増えるのではないか・・・と期待しております。
Fineの特色(特微)というと、何が思い浮かびますか?
何より当事者によるNPO団体であるということ。政治的な色がない。「運動」ではなく、「緩やかにつながった集まり」であるということが、すばらしい特微ではないでしょうか。
Fineを通して(触れて)「不妊」や「不妊当事者」のイメージは変わりましたか?
「不妊」は非常に身近な問題であり、普通の生活を営みながら、苦労や悩みを抱えている人が大勢いることを改めて知りました。

今では少しずつですが、「不妊」を話題にしやすい雰囲気ができあがってきたように思います。目には見えませんが、これもFineの7年にわたるご活動の成果ではないかと思います。
Fine、あるいは不妊に対して思っていることを自由に教えてください。
少子化対策の一環として、「不妊治療への助成」が国でも取り上げられています。もっと少子化対策に貢献する団体として、存在感を増していただきたいです。

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