「不妊当事者が求める支援」
不妊に悩む方を支援している保健・医療従事者の皆さまに、自分自身の体験やピア・カウンセラーとしての活動の中から、不妊当事者が求めている支援について話をしました。
開催日:2012年2月2日(木)
担当者の感想
千葉県では、昨年までは一般の方向けの「不妊フォーラム」を行なっていましたが、不妊相談にかかわっている保健師さんなどから「自分たちが勉強する場がほしい」という要望が多く寄せられたため、本年は保健・医療従事者の皆さまを対象とした研修会を実施することになったそうです。
はじめに千葉大学医学部附属病院婦人科の木原真紀先生から「不妊症及び不育症について」という講義がありました。次に私からは「不妊当事者が求めている支援」というテーマで、ピア・カウンセラーとして活動している「電話相談」や「グループカウンセリング」などについてお話ししました。私の話にも熱心に耳を傾けていいただき、終了後には最近の不妊の方の傾向などについて話しかけてくださる方もいらっしゃいました。
行政の立場で不妊相談に携わっている皆さまに、当事者として話をする機会をつくっていただき、たいへんありがたく思います。千葉県の児童家庭課の方々が不妊当事者の支援に力を入れてくださっていることを強く感じました。
(担当:辻英美/Fine公認ピア・カウンセラー)