「“不妊”とのおつきあいに必要なこと」「“後悔しない治療”をサポートするために」
茨城県で開催された、市民公開講座では不妊に悩む方々に、臨床懇話会では医療従事者向けに、体験者の立場とピア・カウンセラーの活動からお話しさせていただきました。
主催:茨城県産婦人科医会
開催日:2012年12月16日(日)
担当者の感想
茨城県つくば市で開催された「茨城県不妊市民公開講座」と「茨城不妊臨床懇話会」において、体験者として、またピア・カウンセラーとしてお話しさせていただきました。
第一部の「市民公開講座」では、さまざまな心理的葛藤が起こり得る不妊や不妊治療にどのように向き合っていくのか、そのために必要なことについて、自分自身の体験やピア・カウンセラーとしての活動からお話しいたしました。市民の方々に向けたこの公開講座に、広い会場をうめつくす程の参加者が集まり、市民の不妊や不妊治療への関心の高さがうかがえました。ご夫婦でのご参加もたいへん多く、お二人で一緒に考えていこう、がんばっていこうというお気持ちがこちらまで伝わり、温かい気持ちになりました。
現在、茨城県には「不妊専門相談」が県内2カ所にあり、不妊治療を実施している産婦人科医師、泌尿器科医師、カウンセラー、助産師の方々が無料で相談を受け付けるシステムがあるということで、普段からあるサポートが、このようなイベントの広報にもつながっていらっしゃるのではと感じられました。
第二部の「不妊臨床懇話会」では、Fineで実施しました「病院選びに関するアンケート」の結果もご案内しながら、患者が後悔しない治療を受けるために、どのようなことが必要と思われるのかについてお話しさせていただきました。
この度は、銀座ウィメンズクリニックの鈴木秋悦先生、筑波学園病院の枝元直子先生を始め、みなさまには大変お世話になりました。この場をお借りして御礼申し上げます。
また、市民講座において「患者の経済的負担軽減を目指すための署名」の回覧にご協力くださいました運営ご担当者さま、そしてFineにお声かけくださいました、世話人の小塙医院・小塙先生にも併せて感謝申し上げます。
(担当:中辻 尚子/Fine公認ピア・カウンセラー)