活動を知る

ダイバーシティ月間特別講演会

今さら聞けない不妊を知ろう!「不妊の現実、不妊治療と仕事の両立について」

妊娠・不妊の基礎知識と日本における現状、不妊治療の流れ、当事者の課題やニーズ、仕事と不妊治療の両立についての課題やニーズについてお話ししました。

主催:株式会社IHI 横浜事業所 総務部

開催日:2017年12月4日(月)

ihi201712041.jpg

担当者の感想

株式会社IHI横浜事業所総務部様の主催で、ダイバーシティ月間の取り組みとして特別講演会が開催されました。今年のダイバーシティ月間では、未だ認知度が高くない不妊をテーマに取り上げ、講演会としてFineにお声がけいただきました。
当日は、基幹職約50名程度の方が参加されました。

講演会では、不妊の基礎知識や日本における不妊の現状、仕事をしながらの治療の現状と当事者のニーズ、そして基幹職として当事者に対して何ができるのかについて、Fineが実施した当事者アンケートを用いて、また当事者としての体験談を交えながらお話しさせていただきました。

また、お話しするだけではなく、クイズ形式で皆さんに考えていただきながら、男性・女性の体についてや不妊治療についての知識を知っていただきました。またペアワークにも取り組んでいただき、もしご自分のチーム内に、部下に、同僚に不妊当事者がいるとしたらどのようなコミュニケーションが良いと思いますか、なぜそう思ったのですかなど、具体的なシチュエーションを設定して、話し合っていただきました。

参加者の皆さんは「不妊治療がこんなにも大変だとは想像していませんでした」、「きちんと情報を持っていないと、いろいろ摩擦が起きることもあり得ると考えさせられました」、「グループ長にも説明したいと思います」などのご感想をいただきました。

今回のように、企業の中で、特に基幹職の皆さんが不妊や不妊治療についての現状、当事者のニーズについて、まずは「知る」ことからスタートしてくださり、そして真剣に検討してくださることは、当事者として大変ありがたく感じました。
不妊についての講演会ということで、皆さん初めは少し硬い表情のように感じましたが、クイズやペアワークを通して“不妊は特別なことではない”、“触れてはいけない個人的な問題ではない”ことを知っていただけたように感じました。
知識として“知っている”のと“知らない”のとでは、チーム内や部下、同僚とのコミュニケーションの方法や関係性が大きく変わってくると思います。この講演会をきっかけに、企業内に不妊に関する支援制度がある・ないに関わらず、さらに話しやすい職場という企業風土を醸成されることを願っています。


私たちFineは、もっともっとたくさんの皆さんに不妊(治療)の現状を知っていただき、企業様のそれぞれの状況や制度に合わせた具体的な取り組み方を一緒に考えたり、当事者ならではの意見をお伝えしたりなど、ご協力させていただきたいと思っています。

このような貴重な機会を頂戴しましたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。
(担当:野曽原/Fineスタッフ)


ihi201712042.jpg
Fine (2018年1月22日)

ページの先頭へ