担当者の感想

鹿児島県では、不妊に悩む方々を支援するため「不妊専門相談センター事業」を実施されています。その相談事業に必要な知識及び技術の向上を図るために開催された「不妊相談従事者研修会」にお声がけいただき、Fine公認 不妊ピア・カウンセラーとしてお話しさせていただきました。
まず、鹿児島大学病院産婦人科助教 内田那津子先生から「不妊治療先進医療について」の講演、次に松田ウイメンズクリニック認定生殖心理カウンセラー 吉永明美先生から「不妊症患者の心理と相談支援について」の講演がありました。
3番目に私から「不妊当事者が望む心理的サポートについて」と題して、Fineの活動内容、不妊当事者の心理、不妊治療中に言われて傷ついた事例、そこから考える不妊当事者が望んでいる心理的支援についてお話ししました。私が言われて傷ついたことを例に挙げ、どういう言葉がけや接し方、支援が必要なのかを実体験をもとにお伝えしました。今回の講演をするにあたり、当時の状況をあらためて思い返してみて、今だからわかる当時の自分の心理状態にも気づくことができ、私自身も今後活動していくうえで貴重な経験となりました。
当事者の一人としてお話をさせていただく貴重な機会をいただき感謝申し上げます。ありがとうございました
（担当： 藤岡 麻美 ／ Fine公認 不妊ピア・カウンセラー）

■今回の講演内容についてご意見、ご感想（抜粋）
・貴重なお話を聞けてよかったです。これからの支援にいかしていきたいです。
・不妊治療を経験された方の経験談を聞くことができて大変勉強になった。
・体験談を語ってくださるまでに様々な葛藤があったことと思います。当事者の意見は貴重で、とても実りの多い時間となりました。
・当事者の思いを聞くことが出来た貴重な機会でした。自分の主観ではなく、相手の気持ちを聞かせてもらう気持ちで接したいです。
・経験談をお話してくださったことで，支援者として，今後どのように相談支援していくべきか考えることができました。