こども家庭庁主催のオンラインフォーラムに登壇しました
こども家庭庁主催の「不妊症・不育症のこと オンラインフォーラム」で、「不妊治療の4つの負担を乗り越えるために」と題して講演し、パネルディスカッションに参加しました
主催:こども家庭庁
事業受託:NPO法人Fine
開催日:2023年11月23日(木・祝)
担当者の感想
こども家庭庁主催の不妊症・不育症啓発のためのイベント「不妊症・不育症のこと オンラインフォーラム」に登壇しました。ゲストはタレントの川崎希さんとアレクサンダーさんご夫妻、加藤レディスクリニック院長の加藤恵一先生、主婦の友社『赤ちゃんが欲しい(あかほし)』編集長の大隅優子さん、そして司会進行がフリーアナウンサーの登坂淳一さんというそうそうたる顔ぶれでした。
オンラインで配信のため、スタジオには一面にグリーンバックがかけられていて、撮影用のビデオカメラがずらりと並び、当然ながら本格的なセットに、おのずと緊張します。
司会の登坂さんの流暢なアナウンスで、フォーラムがスタートしました。第1部は、加藤レディスクリニック院長の加藤恵一先生から「不妊治療のいま~不妊症・不育症とは」と題してご講演がありました。短い時間でありながらも、とてもわかりやすく妊娠の仕組みから不妊症・不育症の定義、状態、治療の内容などのお話がありました。オンライン配信をご覧の方の中には、まだこういった知識や情報がない方も大勢いらっしゃると思いますし、私自身もとても勉強になりました。次が私の番です。Fineが設立当初から提唱している「不妊治療の4つの負担」と、その乗り越え方のヒントについて、短い講演を行ないました。
第2部はパネルディスカッションです。ここからさらにゲストの川崎希さんとアレクサンダーさんご夫妻と、大隅優子さんを交えてのディスカッションとなりました。フォーラムは生配信をされていたので、ご覧になっている視聴者の方にアンケートを実施し、その結果を拝見しながらディスカッションを行なう部分もありました。川崎さんご夫妻、また司会の登坂さんもご自身の不妊経験を踏まえて、精神的な悩みや時間的負担の悩みなど、まだまだ解決されていない課題についてのやりとりがありました。有名な方がこのように堂々とご自身の経験をメディアで話してくださることによって、不妊症・不育症が身近なものとなり、当事者がもっと周囲の人に不妊のことを話しやすくなっていくだろうなとうれしく思いながら、ディスカッションに参加していました。
子ども家庭庁では、現在の特設サイト「みんなで知ろう、不妊症・不育症のこと」が、今後「不妊の事DICTIONARY」というコンテンツとともにリニューアルされるそうです。多くの方にこのような公的情報機関を利用していただき、それによって不妊症・不育症が社会的理解をさらに得られる世の中になっていくことを願っています。
(担当:松本亜樹子 / Fineファウンダー・理事 )