担当者の感想
中京大学 豊田キャンパスでは、「現代社会とジェンダー」の講義が15コマあり、そのうち1コマだけ外部講師に講義をお願いしているそうです。講義を担当されている先生から、「不妊治療について体験者のリアルな声を届けたい」と、この度Fineに初めてお声がけいただきました。
現時点では不妊にはあまり縁がないと思われる元気なスポーツ科学部の学生に向けて、3回講義を行ない、総勢約600名が聴講してくれました。不妊は他人事ではないこと、生殖機能や男性不妊のこと、年齢とともに妊娠しにくくなる実態を講義しました。また、不妊について身近に感じていただけるよう、不妊当事者である私の体験談もお話ししました。体が元気だからといって生殖機能が正常とは限らないという事実に興味を持ってもらい、将来への備えとして役立ったのではないかと思います。
このような機会をいただいた中京大学の先生に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
(担当: 酒井 / Fine公認 不妊ピア・カウンセラー)
■学生の感想(抜粋)
・男性不妊が多いことに驚き、自分もその可能性がないわけではないことを知った。
・壮絶な自分の体験談を語ることにより、より現実的に講義してくだった先生はすごいと思った。
・先生の話し方が聞きやすく、わかりやすく、とても有意義な講義だった。
・不妊に関してのカウンセラーがもっと増えるとよいと思った。
・今はまだ関係ないが、今、誰もが知っておくべき内容だと感じました。
・望まない妊娠で中絶してしまう一方で、不妊がこんなにも多いことがわかった。
・不妊治療は、体だけでなく、経済的にも精神的にも負担が大きいことがわかりました。
・自分は男性ですが、不妊の原因が女性だけでないことを初めて知りました。
・講師のように、誰かのために行動し、人に気持ちに寄り添える人になりたいと思った。
・自分が子どもがほしいと思った時に、当たり前にできるとは限らないことがわかった。
・年齢的に手遅れにならないよう、早くに子どもがほしいと思いました。
・このように人をサポートする仕事に対してリスペクトを抱くことができた。