生殖補助医療をめぐる倫理
医学の道を進まれる学生の皆さんに、直接、生殖医療患者の声を聞く機会と、生殖医療の現状と課題を中心にお話ししました。
主催:福島県立医科大学医学部 人間科学講座 生命倫理学分野(旧 人文社会科学)
開催日:2024年6月21日(金)
担当者の感想
例年お声がけをいただいている福島県立医科大学医学部の人間科学講座で、本年も引き続き登壇の機会をいただき、2コマの講義を担当しました。
学生の皆さんは教室で受講され、私はオンラインにて講義をさせていただきました。不妊や不妊治療、不育治療にまつわるクイズをしたり、最近の医療のトピックスについてグループで討議をしました。グループ討議では、生殖にまつわる社会動向でもある社会的卵子凍結やAYA世代がん罹患者の妊孕性温存、医学的卵子・卵巣細胞・精子凍結、国による補助の仕組み、第三者提供による生殖医療など、学生の皆さん自らがテーマを選んでディスカッションをしました。難しいテーマではあるものの、学生の皆さんは社会背景や国の仕組みなどについて活発に意見を交わしてくださいました。
オンラインの講義でしたが、教室での末永先生のお取り計らいにより、スムーズに進めることができました。貴重な機会を頂戴しましたこと、感謝申し上げます。
(担当: 野曽原誉枝 / Fineスタッフ )